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プラレールが超進化!笛でスマホでコントロールする時代

2015年05月01日 08時30分更新

 もうすぐ5歳と2歳9ヵ月の男児2人がいる筆者の家庭では、タカラトミーのプラレールは欠かせない遊びアイテムだ。いや、遊びの半分以上をプラレールで占めている。電車に乗るのが好きで、「4000系」「8000系」とすれ違うたびに叫ぶ5歳児は、完全に子鉄。下の息子もそんな兄を真似して、一生懸命覚えようとしている。

プラレール
写真右が長男、左が次男。最近はケンカが耐えなくて手を焼いている。

 プラレールに革命が起きたのは、アドバンスの登場だ。レールの片側に乗る幅の列車を編み出し、よりリアルなボディーは安価なNゲージ的な存在。既存のプラレールのレールを流用できるから、子供の成長とともにステップアップできるのもいい。また赤外線のコントローラーで操縦できようになり、思い通りに動かせるのも魅力だ。今、上の息子がアドバンスに興味を示している。メーカーの術中にハマっていく……(笑)。

プラレール

 そして、この4月に従来のプラレールにも革命が起きた。笛コンの登場だ。『ふえではしるぞ!笛コン超電導リニアL0系レールセット』は駅員や車掌が笛を使って合図を出すように、笛を吹くことで、動いたり止まったり、速度アップができる。車両にリニアモーターカーを選んだところも近未来を感じる。そして、スマホにも対応したところにも注目。現時点ではiPhone版はないがAndroid版『笛コン』により、違う走らせ方ができる。発車音楽やドアの開閉音なども収録され、音を出してから発車という動作も可能。スマホ版も“音”を認識して動作するが笛とは違う音なのと、車体のモードを切り替えて利用するため、2台同時に走らせることも。子供には笛で、自分はスマホで走らせて遊ぶなんて楽しみ方もできる。

プラレール
これは説明書なのだが、笛の吹く長さが0.5秒とか0.3秒とか書かれているが、それは無理でしょう。目安なんだろうけどね。短め、長めでちゃんと反応してくれます。

 そんな『ふえではしるぞ!笛コン超電導リニアL0系レールセット』を、筆者の息子たちに使わせて反応をみてみた。

プラレール
笛を吹くという行為だけで楽しそう。吹きまくって、動いたり止まったりしていた。

 まず、笛を吹くという動作はできた。ただ、短い笛と長い笛という使いわけが意外と難しいみたいだ。説明してもなかなかうまくいかず、長い笛=加速がここぞというときにできない。あと、むやみやたらに笛を吹きたがる。この辺りは、動いたり止まったりするので、それはそれで楽しいようだ。笛は、きちんと吹けばかなり離れていても反応した。「すごい離れてても動くかなぁ?」などと言って、長男は試していたのがえらい。

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好奇心旺盛は5歳児はいろいろと試してみたくなるみたいだ。
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一方、次男は笛を吹けるが、長さの調整が難しいみたい。でもはしゃいでいた。

 食いつきよく遊んでいたが、笛が吹きたくてしょうがないので、当然兄弟げんかに発展(笑)。笛は人数分必要かも。あと違う周波数の笛が登場すると複数台動かせておもしろいと思う。ただ、「出発進行!」などと叫びながら笛を吹くということをしていたら、言葉で反応して動き出すことも。ちょうど声が笛と同じ周波数になったと思われる。「出発進行!」で動き出すと、それはそれでかなりテンション上がっていた。

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笛は、通常のものよりデカイ。名前を書くところもある。
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笛が鳴るしくみを知らないので、アナをふさぎがち。しっかり音を出さないと反応してくれない。

 もうひとつ、スマホ用のアプリ『笛コン』も使わせてみた。スマホで動作させるには、シャシーの裏にあるスイッチをスマホ側にするがこれは親が設定。アプリの笛コンは、笛を吹いての動作とは違い、スマホを振ってエネルギーをチャージし、そのエネルキーを開放して動かすという方式。振る動作の強さによってノーマルスピードとマックススピードがあり、マックススピードのほうが速く走る。一定時間で停止してしまうので、笛よりは自由度がすくない。ただ、発車の音楽を流したり扉の開閉音を鳴らしたり、車掌さんの気分を味わえる。さらに録音機能があり、好きなセリフを流すことも可能。息子たちは、この機能に大はしゃぎ。録音したり再生したりで、それだけで盛り上がっていた。

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使い方に本体に近づけてと書かれているが、こんな感じで使っていても反応してくれる。
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次男にはちょっと難しいかな。あとスマホを強く振る動作も難しいので、親が振ってあげるのがいいと思う。
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モードは2つあるが笛コンモードでどちらも遊べる。
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おとあそびモードで音声を録音可能。
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スマホを振ってエネルギーをチャージ。
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振る強さによって列車の速度が変わる。

 この笛コンのシステム、最近の車両だと同じシャーシを使っており、ボディーを入れ替えて楽しめる。プラスドライバーでネジ1本緩めるだけのカンタン作業なので、誰でもできるはず。E7系かがやきやE6系スーパーこまち、E5系はやぶさといった人気車両でも遊べるので、息子たちも大喜び。シャーシと笛だけのパッケージを発売してほしいぐらいだ。

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スーパーこまちなどは同じシャーシを採用。
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ボディーの取り外しはドライバーで。
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E7系かがやきに装着。好きな車両で遊べると楽しさ倍増だよね。

 ということで、息子たちがかなり興奮しすぎて撮影に苦労したが(一部ピンが合ってなかったり……)、動画を編集したのでご覧いただきたい。ちなみに、筆者はこんな職業ではあるが、息子たちにスマホをほとんど触らせていない。それでも(たまにホーム画面に戻っていたりしたが)ある程度使いこなしていたのは驚き。はやくiPhone版が登場してほしい。

 それからもうひとつ、5月6日まで『プラレール博 in TOKYO ~みんなのまちへプラレールが大集合!!~』を幕張メッセで開催中だ。有料入場者には、入場記念として超電導リニアLO系中間車両などがもらえるので、複数もらって連結して楽しむのがいいんじゃないかな。

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駅とかと組み合わせると、タイミングよく吹いて止まると大満足。残念ながら駅はこのセットについてません。
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ぬこはあまり興味を示さなかった……。

■関連サイト
ふえではしるぞ!笛コン超電導リニアL0系レールセット
プラレール博 in TOKYO ~みんなのまちへプラレールが大集合!!~

© TOMY  「プラレール」は株式会社タカラトミーの登録商標です。

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