台湾はここのところ連日雨模様なのですが、ZenFone 2をゲットできたことですし、せっかくですから4G(LTE)のSIMカードを購入して、各地で速度チェックをしてみることにしました。
台湾のLTEプリペイドSIMカードについては、昨年10月の週アスPLUS記事「台湾のLTE対応プリペイドSIMを格安のZenFone5などで試してみた」で既にまとめられていますので、そちらと併せてお読みください。
●LTEプリペイドSIMカードを入手する
台湾では、LTEのプリペイドサービスの扱いが最近まで台湾モバイル(台灣大哥大)のみでしたが、今年2月になってようやくFar EasTone(遠傳電信)もサービスを開始しました。今回は、このFar EasToneのLTEプリペイドSIMを契約してみることにします。
宿泊ホテルの最寄りのFar EasToneショップ。11時の開店と同時に入店。
Far EasToneのLTEサービスは、700MHz+1800MHzのキャリアアグリゲーションが可能らしい。
ショップでの購入方法は、台湾モバイルの場合とほぼ一緒です。空港カウンターと違って街中のショップの店員は、日本語が話せる確率はゼロに近く、英語での会話も期待できないと思ったほうがいいでしょう。外国人観光客が多く訪れる台北駅や電脳街近辺のショップなら、英語が話せる定員がいる確率が高まりますので、心配な方は台北駅近くのショップなどを当たるといいかもしれません。私は、筆談でなんとかなるとたかをくくってホテル近くのショップを訪問しました。
ちなみに、私自身は確認していないのですが(今回は高雄国際空港経由で入国したため)、桃園国際空港でLTEプリペイドSIMカードの取り扱いが開始されたという情報がインターネット上では見受けられます。
Far EasToneでは、購入時にパスポートともう1通の身分証明書の提示を求められました。私の場合は、日本の運転免許証を提示して無事購入。
漢字での筆談どころか、アルファベットだけで意思の疎通は図れました。
●Far EasToneも定量型プランのみ
Far EasToneのLTEプリペイドのプランも台湾モバイルと同様、定量型のプランのみです。現在はサービスインのプロモーション期間中(2015年4月30日まで)で、300NT$(約1200円)の300型プランにはデータ通信容量1.2GBと通話料100NT$ぶんが、500NT$(約2000円)の500型プランにはデータ通信容量2.2GBと通話料195NT$ぶんがそれぞれ含まれています。有効期限は、300型が30日、500型が60日となっています。
有効期限内に容量を使い切った場合のリチャージも可能で、1.2GBが180NT$(約720円)、2.2GBが300NT$(約1200円)、5GBが699NT$(約2800円)と台湾モバイルとまったく同じ料金体系です。有効期限は、リチャージした日から1.2GBが30日、2.2GBが60日、5GBが90日に新たに設定されます。
リチャージは、ファミリーマートやセブンイレブンなどのコンビニで手続きを行うこともできます。日本のコンビニにも設置してある"Famiポート"などのような情報端末を操作してクーポンを発券、レジで料金を支払うとピンコードが発券されますので、指定の番号に電話を掛け、ピンコードを入力するとチャージが完了するという仕組みです。
LTEプリペイドSIMカードのパッケージ。500型を購入しました。
Far EasToneのLTEプリペイドSIMカード。これ1つで、標準/micro/nanoの3サイズに対応しています。
コンビニに設置してある情報端末を使って、データ容量のリチャージも可能。スピードテストのしすぎで、2.2GBをあっという間に消費してしまい、ファミマで2.2GBぶんリチャージした私でした。
●台北101や台北駅周辺はかなりのスピードを記録
昨年10月に台湾モバイルのLTE SIMカードで計測した3地点に加えて、日本人観光客の行く可能性が高いと思われる3地点を選び、計6地点で速度を計測しました。計測は、3月12日(木)の11時頃から夕方までの時間帯。ZenFone 2のSIM1スロットにFar EastoneのプリペイドSIMを挿入し、[モバイルネットワーク設定]の[優先ネットワークタイプ]を4Gと3Gに切り替えて計測しています。スピードテストアプリには“OOKLA Speedtest.net”を使用し、1地点につき3回測定し平均を取りました。
テスト結果は表の通り。台北駅と台北101の付近の速度が突出しています。ちなみに、平均化する前の単発でのスピードテストの最速値は、上り下りとも台北101で計測された83.09Mbps(下り)/18.93Mbps(上り)でした。
なお、地下鉄や地下街でもLTEが通じる箇所が多く、地上なら台北市内であればほぼLTEで通信できると感じられるほどです。
COMPUTEX TAIPEIの会場、南港展覧館。展示会は開催されておらず、雨もぱらついていて人通りもまばら。
雨に煙る台北101。直下で測定してみました。
台北駅のメインエントランスホールにて。
台北駅地下の高鐵/台鐵乗り換え口でもLTEで通信できています。
"台湾の原宿"こと西門町。平日の昼間なのに人出は多いです。最も低いテスト結果だったのがここ。
阿宗麺線とスピードテスト(角川アスキー総合研究所 遠藤諭氏向けのサービスカット)。
西門町の"スマホビル"こと獅子林商業大樓。中のショップを少し見て回りましたが、当然のことながらZenFone 2は影も形もありません。ショップでの販売は、当初よりも少し早まって3月下旬の模様です。
MRT淡水線を使って北に向かいます。台北市を離れ新北市の淡水河のほとり。夕日のメッカですが、このぶんでは本日は拝めそうもありません。
昨年11月にMRT松山線が全線開通し、格段に行きやすくなった饒河街觀光夜市。松山駅下車徒歩3分。台北市民は、士林夜市よりも饒河夜市のほうが好きな人が多いとか。木曜なのにかなりの人出。週末にはいったいどうなることやら。
さて、次回は、ZenFone 2のカメラ性能をチェックしてみたいと思います。乞うご期待。
●関連サイト
・Zenfone2(英語サイト)
-
【国内正規品】ASUSTek ZenFone5 ( S...
28,430円
-
ASUS Zenfone 4 デュアル SIMフリー ...
15,200円
-
ASUS ZenFone 5 (A500KL) 国産ガラ...
1,490円
-
500円
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります