ソニーは米ラスベガスで行なわれているCES2015にて、新しい4Kテレビや4Kハンディーカム、4Kアクションカムなどを発表した。
新開発の4KプロセッサーX1を搭載して高精細、広色域、高輝度、高コントラスト比に対応した4K液晶テレビを発表。
中でも『X9000Cシリーズ』は、最薄部は約4.9ミリを実現した“Floating Style”を採用。テレビ放送などの圧縮音源を最大192KHz/24bitのハイレゾ相当の音質にアップスケールする技術“DSEE HX”に加え、ハイレゾスピーカーを搭載する。
また、4K対応動画圧縮規格のH.265/ HEVC(High Efficiency Video Coding)やWebM VP9に対応し、4K対応アクションカムなどで撮影したYouTubeのコンテンツなど、さまざまの4K配信、4K放送サービスに対応する。
音声検索にも対応。
Android TVに対応した製品もあり、Androidスマートフォンの映像を簡単に大画面に映し出したり、Google Playでゲームを楽しんだりもできるようだ。
現地取材班イトー「とにかく薄い。iPhone5sと比べたら、5sのほうが分厚かった。価格はまだ言えないそう」
4Kハンディカムの『FDR-AX33』は現行機比で体積約30%、質量約20%減の小型・軽量化を実現。広角から望遠までの全範囲で手ブレを抑える空間光学手ブレ補正機能を、4Kハンディカムとして初搭載する。
アクションカムとして初の4Kに対応した『FDR-X1000V』は、高画質、高精細な4K/30p 100Mbpsのハイビットレート撮影に対応。HD撮影時のみで利用できる電子手ブレ補正機能や風音低減機能にも対応し、より臨場感のある4K動画撮影が楽しめるとしている。
ハイレゾ対応のウォークマン『NW-ZX2』は、2013年12月に発売された『NW-ZX1』をさらに高音質化した上位機種。高剛性を実現したシャーシ構造を新たに採用。192KHz/24bitのハイレゾ音源を最大約33時間再生可能。
AACなど既存のBluetooth転送よりも約3倍の情報量を転送できる新開発の音声圧縮技術“LDAC(エルダック)”に対応し、今回発表されるヘッドホン『MDR-1ABT』などと接続することで、より高音質なワイヤレス音楽再生を実現するとのこと。
現地取材班イトー「ずっしり重くて、裏のシボ革風処理は前モデルのZX1の後継であることを強く感じる。iPhone5sとの比較では、当たり前だけどかなり厚い。が、こういうモデルなのでやぼったいとかは感じない。むしろアルミの塊のような密度感があって、「高級〜」な感じ。音はかなりの騒音下な上いつも使うイヤホンとは違う環境なので詳細は語れないものの、ZX1同様のヌケの良さ、パワフルさを感じる。高音質処理オプションを付けないほうが自分好みの音、という点も同じ」
また、小型で軽量なヘッドセット形状のランニング向けデバイス『Smart B-Trainer』を参考展示する。ランニング中の心拍数に合わせて最適なテンポの音楽を自動選曲する機能や、目的別のトレーニングプランの音声ガイダンスによって、ランニングの継続、上達をサポートする。
現地取材班イトー「心拍、GPS、音楽再生機能内蔵。運動ログは単体でも記録できるほか、Android端末側の専用アプリでリアルタイムモニターもできる。アプリ画面は基本的にすべてプロトタイプなので、実際にはいくつか変わるものがあり得るそうだが、一応、だいたいこんなメーター類が実装されるそう。心拍センサーは光学式で、右耳のイヤホン(耳に入る部分)にある。バッテリー駆動は同様のスポーツイヤホンと同程度にはもつようにしたとのことだが、やはりGPSはバッテリー消費的には負荷ではあるそう。価格などは未定」
そのほか、透き通るような光と音で部屋を満たす音響証明『シンフォニックライト』3モデルなども世界で初めて展示している。
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ソニー
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