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LINE乗っ取りをギリギリで回避か アクセス通知機能で見えた犯人の動向

2014年08月21日 07時00分更新

 LINEに備わったアクセス通知機能により、“LINE乗っ取り犯人”の動向が浮かぶこんな事例がありました。

■LINEウェブストアに立て続けの不正アクセス

LINE
3回のログイン通知は、いずれもユーザーが覚えのない時間に行なわれていたという。

 とある人が、自分がウェブストアにログインしていない時に、立て続けに3回もログインの通知が来たそうです。明らかにアカウント情報を悪用した不正アクセスでしょう。ちなみに、アクセスした端末のIPアドレスは3回それぞれ異なり、IPアドレスを調査するとセルビア共和国、ブラジル、インドネシアのサーバーを経由しているよう。

 今、LINEの乗っ取り被害が問題になっていますが、こちらの人は対策であるパスワードの変更やPINコードの設定などを行なっていなかったので、すぐにLINEのパスワードを変更したそうです。もしここでパスワードを変えなかったら、不正アクセスだけに留まらずLINEのアカウント自体を乗っ取られてしまったかもしれません。推測ですが、犯人側はまずLINEウェブストアにアクセスして、そのアカウントが実際に乗っ取りできるか様子を探っているのではないかと思われます。

■PC版やウェブストアにアクセスすると通知がくるLINEの新機能

LINE

 乗っ取り被害の回避につながったログイン通知機能は、LINEに備わった新機能。PC版やウェブストアにログインすると、“LINE”という名前のアカウントからログインしている端末名やIPアドレスが、トーク画面にて即時に通知されます。

■ログイン未遂も通知される

LINE

 なお、パスワードが異なりログインがされなかった場合も、ログイン未遂の履歴として通知が来ます。この場合も自分の心当たりがないログイン未遂通知があったとしたら、不正アクセスの危機にさらされていたことがわかりますね。
 LINE不正乗っ取りの事例は今も増加しているようなので、もしまだ対策をとっていない人はパスワードの変更やPINコードを設定するなり、早急に手を打ったほうが良いでしょう。

■関連サイト
LINE
【セキュリティ強化】PC版LINE及びLINE ウェブストアにログインすると、LINEに通知が届くようになりました

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