週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

コレ以上無いくらいキレイに貼れる保護フィルム貼りマシン『貼王』

2014年08月06日 15時30分更新

 スマートフォンを買って最初にやることといえば保護フィルム貼り。最近のスマートフォンはゴリラガラスを採用しているモデルが多いのでフィルムを貼らなくても多少のことでは傷が付かないものです。でも念には念を入れてフィルムは貼っておきたいものですよね。

『貼王』
↑フィルム貼るのは失敗だらけ。

 でも保護フィルムって薄いので取り扱いが結構大変。位置があったと思えば空気が入っちゃって、空気を抜いたら埃が侵入、埃を取ったら位置がずれちゃう、などなど悪戦苦闘している人も多いのではないでしょうか?

『貼王』
↑貼王が苦痛から解放してくれる?

 そんな全世界数百億人からの「フィルムを簡単に貼りたい!」という声を受けて、中国メーカーがやってくれましたよ。これさえあればだれにでも簡単に保護フィルムが貼れちゃうって治具が登場したのです。名前は『貼王 for the King』。ここまで自信ありげな名前を付けるとは、期待しちゃってよさそうです。

『貼王』
↑こんな簡単な装置でどうやるんだろう?

 パッケージの中身はシンプル。スマートフォンを乗せるようなトレイと厚紙、シール。これだけで本当に保護フィルムが簡単に貼れちゃうとは信じられないのですが、貼王のパッケージにある「超簡単!!」の言葉を信じて使ってみましょう。

『貼王』
↑乗せて乗せて開いて拭いて閉じる。

 パッケージの裏には説明が書かれています。なるほど、スマートフォンを置いてからフィルムをその上に乗せて位置を合わせ、画面を拭いてからフィルムを貼っていく、と。しかし本当にこんな簡単にできるのかな?

『貼王』
↑iPhoneでやってみよう。フィルムは失敗を考え3枚用意。

 トレイにはスマートフォンをただ置くだけなので、なるべく背面が平らな端末のほうがいいかなあと思い今回はiPhoneを用意。フィルムは失敗を考え3枚準備してみました。まあ最近は100円ショップでもフィルムが売って気軽に買えますよね。

『貼王』
↑保護フィルムをそのままiPhoneの上にセット。

 あらかじめiPhoneの画面はきれいにしておいたほうがいいでしょう。まずiPhoneを貼王の真ん中に置きます。この時、トレイの上側の押さえ部分にiPhoneをぴったり合わせて置くこと。トレイの内側には軟質のテープが貼られていますが、iPhoneをちょっと触っても上下左右に動かない程度の保持力しかありません。なのでここから先の作業は慎重に。

『貼王』
↑トレイのカバー部分のテープを剥がす。

 トレイの上部には保護フィルムを持ち上げるカバー部分があります。ここの白いテープをはがして粘着面を出しておきます。

『貼王』
↑保護フィルムをそのままiPhoneの上にセット。

 次に保護フィルムをそのままiPhoneの上に置きます。保護フィルムに貼られている薄いフィルムは剥がしません。またiPhoneに貼る向きに裏表も合わせます。そしてiPhoneの画面とフィルムの位置をぴったりと合わせること。これが重要です。

『貼王』
↑トレイ上部のカバー部分をそのまま下げて。

 この状態でトレイ上部のカバー部分をそっとiPhoneに被せていきます。すると保護フィルムの上の部分がカバー部分の先ほど白いテープを剥がした粘着部分にくっつくわけです。

『貼王』
↑再び引き上げると保護フィルムが持ち上がる。

 そしてこのまま再びトレイ部分を引き上げちゃいましょう。なんか大胆かつ単純な動作なんですが、これでiPhoneの画面の上には何もない状態となり、宙に浮いているフィルムは元に戻せばiPhoneの画面の上にぴたりと戻るわけです。

『貼王』
↑画面の埃を綺麗に除去。

 では画面上の汚れを改めて取り除きます。ここで油分などを取るのは大変なので、あらかじめ綺麗にしておいてから置いたほうがいいわけですね。そしてiPhoneの位置がずれちゃうと上に引き上げたフィルムがぴたりと画面の上に載ってくれませんから、iPhoneをずらさないように注意深く掃除しましょう。エアスプレーなどで埃を飛ばすのもよいかも。万が一iPhoneが動いちゃったらフィルムを乗せるところまで戻ってからやり直せばいいでしょう。

『貼王』
↑この状態で保護フィルムの裏を剥がしちゃう。

 画面の上が綺麗になったら、大胆にもここで宙に浮いている保護フィルムの裏面のフィルムを剥がします。「ええ、ここでやっちゃっていいの!?」と思っちゃうのですが、ぼやぼやしていると埃が飛んできちゃうのでここは素早く、余計なことを考えないで剥がしちゃいましょう。

『貼王』
↑カバーを戻していきながら。
『貼王』
↑上部からフィルムを乗せていく。

 そしてカバー部分をまた元の位置に戻していきます。フィルムが画面に近づいたらiPhoneの上部側からフィルムを乗せていきます。写真撮影のため片手でやっていますが、両手でやればこのあたりは難しくは無いでしょう。

『貼王』
↑スクレイパーでゆっくり貼っていく。

 この後も両手を使ったほうがベター。付属の白い紙のスクレイパーを使い、フィルムをiPhoneの上部側から下部側に向けて押していけばフィルムがスムースに画面の上にのっていきます。この時無理に力を入れる必要はありません。フィルムが“スーッ”と貼りついていくので、スクレイパーの役割は空気が入らないように押してあげる、という感じです。

『貼王』
↑上側もしっかり貼り付ける。

 カバーの上部側の粘着テープは粘着力が強いので、上側はスクレイパーでフィルムを押しつつ、画面上を手で押さえてカバー上部を引き上げて剥がします。ここがちょっと難しいかも。

『貼王』
↑最後に保護フィルムの表側フィルムを剥がして終了。

 ここまでできたら、あとは保護フィルムの表に貼られている薄いフィルムを剥がします。思いっきり剥がすと保護フィルムごとはがれちゃうので慎重にはがしましょう。

『貼王』
↑あらやだ!結構きれいに貼れちゃった。

 さて仕上がりはどうでしょう?結構ダメダメなんじゃないかなあと思ったのですが、意外なことにとてもきれいに貼れてしまいました。フィルムを手で貼るとどうしても左右を押してしまって空気が真ん中に入ってしまうこともあるのですが、貼王を使うとそれが無いので空気は入らないようです。また左右にフィルムがずれないので、あとから位置合わせのために貼りなおす必要もありません。

『貼王』
↑上部側は若干改善の余地あり。

 一方、カバーの粘着テープ部分が強く、最後にフィルムからの引きはがしにちょっと手こずった上部部分は粘着テープの粘着力をもう少し弱いものにしてくれたほうがいいかも。カバー部分を引き上げるときにどうしてもフィルムが浮き上がってしまうため、ここは空気が入ってしまいがちです。とはいえ指で押したりテープを使ってフィルムを少し剥がすなどすれば空気は出ていきます。

『貼王』
↑ファブレットも対応、1個あると便利かも。

 貼王はiPhone以外の端末でも使えます。ファブレットクラスの端末も置けますから様々な端末で使えそうです。年に数回の機種変更であればここまでの装置は不要かもしれませんが、毎月のようにスマートフォンを購入しそのたびにフィルムを貼っているような人にはオススメかも。

●関連サイト
スマホの保護膜をカンタンに貼れる優れモノ!フィルム貼付補助器「貼王 for The KING」(電脳中心買物隊)

 

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります