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シャープのテレビ用14インチTFT液晶ディスプレーがIEEEマイルストーンに認定

2014年06月11日 14時30分更新

 シャープの“テレビ用14インチTFT液晶ディスプレー”が『IEEEマイルストーン』に認定されました。『IEEE マイルストーン』とは、電気・電子・情報・通信の分野において、開発から25年以上経過し、地域社会や産業の発展に多大な貢献を果たした技術革新を称える表彰制度です。電気・電子・情報・通信分野における学会、IEEEにより認定されます。
 シャープが受けたIEEEマイルストーン認定は“電卓”と“太陽電池”に続くもので、国内で3つの受賞例をもつのはシャープが初めてです。

シャープのテレビ用14インチTFT液晶ディスプレーがIEEEに認定

↑6月10日、大阪・梅田で行なわれた『IEEE マイルストーン』記念銘板の贈呈式の様子。右はシャープ代表取締役社長  髙橋興三氏、左はIEEE 次期会長 Dr.Howard E. Michel。

シャープのテレビ用14インチTFT液晶ディスプレーがIEEEに認定

↑『IEEE マイルストーン』記念銘板。

シャープのテレビ用14インチTFT液晶ディスプレーがIEEEに認定

 “テレビ用14インチTFT液晶ディスプレー” は1988年に開発。今でこそ、TFTはスマホやパソコンのディスプレー、液晶テレビといった数多くの製品に採用されていますが、当時のTFTは“3インチクラス”が主流。そのときにシャープはブラウン管テレビに匹敵する画面サイズとフルカラーの高画質表示を実現し、TFT液晶の技術開発をけん引しました。

 贈呈式ではシャープの最新ディスプレーや、これまでのシャープのIEEE認定技術について展示が行なわれました。

シャープのテレビ用14インチTFT液晶ディスプレーがIEEEに認定
シャープのテレビ用14インチTFT液晶ディスプレーがIEEEに認定

↑シャープは現在、4Kや8Kといった次世代のディスプレーで、液晶産業のさらなる発展に力を入れています。

シャープのテレビ用14インチTFT液晶ディスプレーがIEEEに認定

↑2010年にIEEEに認定された太陽電池。

シャープのテレビ用14インチTFT液晶ディスプレーがIEEEに認定

↑2005年にIEEEに認定された電卓。

 私たちがよく知っている電卓も、産業の発展に貢献したとしてIEEEに認定されています。
 シャープは1964年に世界初のオールトランジスタ電卓を開発。それは25キロもある超大型級のものでした。その後、小型軽量への技術革新が重ねられ、1969年には重量が1.4キロの世界初のLSI電卓を発表し、1976年には65グラムまで軽減された太陽電池付き電卓を世に送りました。こうやって、電卓は現在の小型で薄型のものに進化したのですが、その過程はエレクトロニクス機器全般における“小型軽量化”への技術推進への原動力となったのです。

シャープのテレビ用14インチTFT液晶ディスプレーがIEEEに認定
シャープのテレビ用14インチTFT液晶ディスプレーがIEEEに認定
シャープのテレビ用14インチTFT液晶ディスプレーがIEEEに認定

↑2005年に『IEEEマイルストーン』受賞した記念電卓『EL-BN691』。

●関連サイト
シャープ
シャープ_プレスリリース
シャープ_IEEE認定記念ページ

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