iOSとAndroidが牽引する、アプリマーケット市場。最近では、その2つのマーケット向けにアプリを開発するデベロッパーが増えてきているようだが、実際のところどうなのだろうか?
MacPeople編集部では、iPhonePLUSとAndroidPLUSに登録しているアプリ開発者(デベロッパー)を対象に、5月中旬に緊急でアンケートを実施。最近のアプリ開発状況について調査してみた。
約40%が、iOSとAndroid両デバイス向けに開発
まずアプリを、iOS/Android向けに開発しているのか調べたところ、両方のデバイス向けに開発していると答えた人は約37%。その他のプラットフォーム向けに開発している人も含めると、約42%の人が複数のプラットフォーム向けに開発しているという結果となった。また、現状iOS向けのみに開発しているが、今後Android向けの開発も予定している人は約33%で、iOS向けだけに開発という人は約23%に留まった。
ダウンロード数と売上は、ともにiOSが上
また、iOSとAndroidの両方向けに開発している人に、iOSとAndroidではどちらがダウンロード数や収益がいいのか聞いてみたところ、ダウンロード数・売上ともにiOSが上と答えた人が約69%。現状では、AndroidアプリよりもiOSアプリのほうがいい結果を出しているようだ。
ちなみに、収益の内訳は無料アプリの広告収入と答えた人が約47%で1位。無料アプリのアイテム課金が約26%、有料アプリが約22%となり、広告収入からの収益が約半数という結果となった。
市場の将来性は未知数? 第3のOSに対しては期待薄か
iOSとAndroid、アプリ市場としてどちらに将来性を感じるかという質問に関しては、iOSが37%、Androidが8%となり、ここでもiOSが大きく上回った。ただし、「どちらとも言えない」と答えた人が約49%となっており、必ずしもiOSのみで大丈夫と考えている人ばかりではないようだ。ちなみに、FirefoxやTizenなどのいわゆる「第3のOS」に期待している人は約4%に留まった。
さて、今回アンケートに協力頂いたアプリ開発者さんが参加しているiPhonePLUSとAndroidPLUSですが、さらなる開発者さんの参加を募集中です。本サイトはWordPressで運用しているため誰にでも、簡単にご利用いただくことができるので、アプリのリリースやアップデート情報、そのほかゲーム攻略記事など、ご自身のアプリをどんどんアピールしてみてはいかがでしょうか?
詳しくは『iPhone/iPadアプリ開発者のみなさまへ。このブログに御参加いただけませんか?』をご覧ください。
合わせて、MacPeople7月号の第5特集『スマホアプリの最新トレンド』では、上記のようなデベロッパーアンケートのほか、人気&注目のデベロッパーのインタビュー取材を掲載。アプリ制作現場の状況などを取材し、11ページで特集している。
そのほかMacPeople7月号の特集ラインアップは、新MacBook Airレビュー/愛用マシンを限界チューンアップ/アップルストアの知られざる真実/Cocos2d-xゲーム開発入門/ゲームアプリ開発者のためのYouTubeプレー動画講座——など盛りだくさん。電子版なら気になるキーワードで検索ができるので便利だ。
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