声を録音して素材を選ぶだけでスカした動画が作れるiPadアプリ「Adobe Voice」を試した｜Mac

2014年05月08日 22時30分更新

　アドビシステムズが5月8日、“iPad向けのストーリーテリングアプリケーション”「Adobe Voice」なるものを発表しました。簡単に言うと、声を録音してアイコンや写真、BGMを選択するだけでスカした感じのイケてる動画が作れる無料アプリ。動画というより、声で説明するプレゼン映像、紙芝居のようなものが作れます。“ストーリーテリング”というのはそういうことかと納得。

　さっそく試してみたら、高品質でイイ感じの動画がかなり簡単に作れました！　まずはこちらをご覧ください。3分で作ったので超ダサい内容ですが、なんだか雰囲気があります。最後に素材のクレジット表記が入るのもなんだかプロっぽくてカッコイイです。

　本当に3分くらいでウェブ公開まで完了しちゃうほど簡単。インターフェースは英語ですが、わかりやすいので安心です。実際の手順を見ていきましょう。

　MacPeopleを紹介する動画にしようと思い、タイトルを入力。

　動画の用途に合わせてスタイルを選択できます。アイコンデザインがちょっとひねってあってかわいらしい。「Promote an Idea」のアイコンが気に入ったのでインスピレーションでこれに決定。

　まず声を録音しちゃってもいいし、何か素材を挿入してもOK。音声はボタンを押している間録音される仕組みなので、ボタンを離せばすぐにストップし、余分な空白ができないのがうれしいです。

　画像は、MacPeopleをその場で撮影して挿入しました。iPad内に保存されている写真を使ったり、検索した画像を使用することも可能です。

　次の画面では、アイコンを挿入してみることに。雑誌の紹介なので、それっぽいアイコンを探してみます。検索ワードは英語でないとうまくいきませんでした。デザインのいいアイコンがたくさん見つかりました。

　さらに別の写真を挿入し、上部のタブを「Layout」から「Theme」に変更してみると、さまざまなデザインテーマが表示されました。

　どれも捨てがたかったのですが、MacPeopleのロゴのテーマカラーになっているオレンジ基調のテーマ「Ginger」をチョイス。

　BGMも数多く用意されています。どれもこれもオシャレ系で、このようにダサい動画を作った私はやや恥ずかしい気持ちに……。この音楽のおかげもあって、どんな動画もどこかスカした感じに仕上がります。

　仕上げの前に、動画の最後に流すクレジット表記を入力。使用したアイコンや音楽については自動挿入されるので、「MacPeople編集部」というものだけ追加しました。

　そして最後のアップロード作業！　公開範囲を選択し、Facebook／Twitter／メール／メッセージ／リンクをコピーの中から選択します。

　アップロード先のページはこのようになっており（外部リンク）、SNS共有と動画のダウンロードくらいの操作しかできません。アップロード済みの動画のSNS共有や削除は、「Adobe Voice」アプリの「Shared」タブで操作できます。

　無料アプリでこんなに簡単に動画を作ってアップロードできるなんて素敵！　すぐに作れちゃうので試してみてください。

　好評発売中のMacPeople6月号（4月28日発売）の特集ラインアップは、ネットワークのすべて、Office for iOS ＆ OneNote for Macの使い方、いま熱いゲーム開発環境Unity入門、App Storeに自作アプリを登録しよう、iPhone液晶保護ガラス強度テストの5本。iPadをお持ちの方は、キーワード検索ができて定期購読だとお得な電子版がお勧めです。