今回のホ女子 文月悠光
文月悠光 Fuzuki Yumi
詩人。'91年北海道生まれ、東京在住。'10年高校3年の時、第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』で中原中也賞を最年少受賞。同年、丸山豊記念現代詩賞を受賞。'13年、第2詩集『屋根よりも深々と』刊行。毎週月曜日の朝6時40分よりJ-WAVEで詩を朗読中。NHK・Eテレ『青山ワンセグ開発』6月期に出演予定。講談社ミスiD2014柚木麻子賞受賞。
オフィシャルサイト
http://www.fuzukiyumi.com/
Twitter
https://twitter.com/luna_yumi
うつくしい詩(ナナロク社ホームページでの詩の連載)
http://www.nanarokusha.com/entameartist/huzu
──スマホは主にどんなことで使っていますか?
INFOBAR(A02:NISHIKIGOI)を使っているんですけど、主にSNSのチェックですね。FacebookやTwitterです。あとはGmailを使ったメールのやり取りで利用しています。
最近、「Dropbox」がすごく便利だって知ったんですよ! 写真家の人とお話をしているときに、「撮影した写真をDropboxに上げるから」って言われて、そこで「え?」ってなって教えてもらいました。これまではスマホで撮った写真を自分のパソコンで使いたいときに、メールに添付して送っていたんですけど、Dropboxに入れておけば簡単に同期できるし便利ですよね。スマホでメモした言葉をそのままDropboxに上げたり、ボイスメモを上げたり、いまは保存場所として活用していますね。いったん上げておけばパソコンで整理も簡単じゃないですか。スマホだと画面が小さいから、そこで管理するのは大変ですけど、パソコンからだと普通にフォルダーを使う感覚で整理できるからいいですね。
──ほかによく利用しているアプリはありますか?
「ツイキャス」ですね。すごく簡単に動画を配信できて面白いです。いろいろ設定する必要はないし、見るほうもTwitterのリンクをクリックするだけですからね。これまで3回くらい配信しているんですけど、朗読会で読む機会がない好きな作品を読んだりできるので楽しいです。
あと、「クックパッド」を使っています。最近、本格的にひとり暮らしをはじめたので、この食材で何が作れるのかなっていうのをアプリで調べたりしています。そして、方向音痴なので、地図アプリは絶対に必要ですね(笑)。
──普通の携帯電話からスマホにしたきっかけは何だったのでしょうか?
このスマホを使って3年目になるんですけど、買い替えた頃は、周りはそんなにスマホじゃなかったんですよね。当時、ソウルでの詩のイベントに呼ばれて、それで海外でも簡単に利用できる携帯を探していたんです。スマホは海外でも使いやすいってすすめられて、しかもデザインも気に入ったのでこれにしました。ただ、海外いったのはそれっきりなんですけど(笑)。
目立つ色のほうがカバンの中でも探しやすいんですよ。前の携帯がビビットピンクの目立つものでわかりやすかったんです(笑)。カバーを着けていないから、滑って落としやすいんですけどね。でも、このスマホは乱雑に扱っても画面が割れたりはしないです。
──新しいものに買い替えようと思ったりしますか?
実はこのスマホ、もう5回くらい修理に出しているんですよ。充電する部分が接触不良で、ケーブルをつないでも充電できなくなることがあって……。一応、保証内なので無料で修理してもらっていますけど、1年くらい前からもう機種変したいなと思っています(笑)。最近はアプリやウェブサイトを開こうとすると「対応していません」って出てくることが多くて、そろそろ替えどきかなと思っています。ただ、やっと操作に慣れてきたし、愛着もあるし……という気持ちもありますね。
──スマホはTwitterなどでの宣伝にも利用できるので、使えなくなってしまうと大変ですよね。
そうですね。私はSNSでの宣伝がそんなに得意じゃないほうですが、Twitterで告知することは効果があると思います。ただつぶやくだけじゃなくて、写真とか関連するイメージを付けておくと、リツイートやお気に入りをしてくれる人は多い気がしますね。あとは、つぶやく時間帯を考えたりはします。私のフォロワーの体質かもしれないですけど、夜の9時とか10時よりは、夜中の0時くらいのほうが見てくれるんです。10時くらいだとタイムラインが早いから流れていっちゃうんですよね。だから、単にたくさんの人が見ているからつぶやくというのではなくて、見てほしい人の層や広がり方を考えたらいいのかなと思います。
ただ、宣伝色が強いつぶやきをすると、一気にフォロワーが減ったりして難しいですね(笑)。ラジオで朗読をする前日に、毎週告知しているんですけど、最近は自然なつぶやきを先に、ラジオの情報を後に持ってくるようにしています。友だちのアーティストのつぶやきを見ていても、作品ができあがったことを熱く語るよりも、なんとなくできたよという感じで伝えているようです。作っている本人からの、「みんなに見てほしい私」みたいなものは見たくない人もいるでしょうし、難しいなと思います。
──SNSでの告知という意味では、「note」というサービスがはじまり、詩を公開したり販売したりというものに向いているなと感じました。
そうなんですよね。知り合いのライターさんが、そこでゆるいマンガを載せてみたら意外と購入してくれる方が多かったみたいで、自分でも焦ってしまったと話していました(笑)。自分で販売するというのは手間がかかると思っていましたが、それが簡単にできるのならやってみたい気持ちはあります。
電子書籍での販売は、まだハードルが高いと思っています。特に詩を読む人は、電子書籍を読むような人が少ないので……。だから、「詩集を電子書籍で出しましょう」と言われても、どこにターゲットがあるんだろう? と思っていたんです。でも、写真詩集や朗読音声付きの詩集など、実験的な本を安く売ることができるのはいいですね。手軽にできるなら挑戦してみたいです。
まだ詩人でnoteをはじめた人がいないならチャンスですね。みな個人のサイトは持っているけど、そこで記事をアップしているだけでは見てもらえず、SNSで告知しないと広まらないといったイメージがあります。Twitterもそうですけど、みんなが使っているサービスに飛び込んでいかないといけないのかなと思いますね。個人サイトを更新しつつ、noteとうまく行き来できるようにすれば、効果的かもしれません。
──そして宣伝はTwitterを使うのがいいかもしれないですね。
なるほど。じゃあ、頑張ってnoteをはじめてみようと思います(笑)。
noteで文月さんの詩が読める!
4月7日より個人向けのメディアプラットフォームとしてスタートした「note」。さっそく文月さんが作品をアップしています
【詩】空の境界
https://note.mu/fuzukiyumi/n/n81255bc36df5
文月悠光のスマホ事情
最後に、スマホに関するアンケートに答えてもらいました。今どき女子の、スマホ事情がわかります!!
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