『Wimoweh』
バージョン:0.861
価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c)CCRN Ltd
みなさん、こんばんは。マックピープル編集部の吉田でございます。今回紹介するアプリは『Wimoweh』。Wimowehとは、映画「ライオンキング」にも使われていた「The Lion Sleeps Tonight」(ライオンは寝ている)という曲の別名らしいです。システムで設定しているスリープ時間を無視する機能を提供するアプリです。
私の場合、MacBook Proのバッテリー駆動時間が少しでも延ばしたいので、モニターが自動的にスリープするまでの時間を1分に設定しています。この状態でマシンを利用すると、キーボードやマウスからの入力がないと30秒程度で画面が少し暗くなり、60秒前後でモニターがブラックアウトします。
モニターのスリープからの復帰は一瞬ですが、セキュリティーのためにパスワードの入力を必須にしている人も多いことでしょう。また、Haswell以外のCPUを搭載するマシンでは、「コンピュータのスリープ」項目が用意されており、こちらのスリープに入ってしまったあとはスリープ解除に少し時間がかかってしまいますね。というわけで、スリープしてほしくないときにスリープされるとストレスがたまります。
このアプリが生きてくるのは、ウェブブラウザーにレシピなどを表示させた状態で料理する、攻略サイトを見ながらゲームをする、資料を参照しながら別のマシンで原稿を書く——といった場合です。特定のアプリが起動している場合は、スリープを強制的に停止できるのです。
アプリ起動すると、メニューバーにライオンのアイコンが表示されます。これをクリックすると図のような画面が現れます。
ここではGoogle Chromeにチェックを入れてみましょう。すると、下部の欄に登録されることがわかります。この下部の欄に登録されたアプリやデーモンが終了するまで、Macは絶対にスリープしなくなります。ちなみに図中でChrome以外に登録されているのは、パワーマネジメント関連のデーモンでスリープ時に自ら活動を停止します。
この設定でChromeを起動したまま放置すると、バッテリーの残量がなくならない限りマシンは絶対にスリープしません。
アイコンをカスタマイズすることで、現在のスリープの設定状態をひと目で把握できます。「System WONT Sleep, Display WILL Sleep」は、「マシンをスリープさせずにモニターのみスリープ」、「System WONT Sleep, Display WONT Sleep」は、「マシンもモニターもスリープさせない」、「System WILL Sleep, Display WILL Sleep」は、「マシンもモニターもスリープさせる」——という意味です。
環境設定では、5分や1時間などの任意の時間を設定してスリープさせることも可能です。
シンプルな機能を提供するアプリですが、使ってみるとこれがかなり便利。もちろん、登録したアプリを終了し忘れるとスリープしてくれませんが、メニューやホットコーナーからのスリープは機能しますので、これらの操作を併用するのがお勧めです。
さて、絶賛は発売中のMacPeople 4月号では、Macintosh30周年特集企画の第2弾として、Macintosh PortableやPowerBookなど歴代ノート型Macをたっぷり紹介しています。そのほか、2014年知っておきたい最新テクノロジー解説、Googleサービス使いこなし術、MacやiPhone/iOSのトラブル解決技など、じっくり楽しんでいただけること間違いなしです。
|
また、MacPeople 3月号では、Macintosh 30周年を記念した特集記事を組んでいます。初代Macintoshのさまざな写真はもちろん、SE、SE/30、Color ClassicなどのコンパクトMac、Macintosh IIやIIci、IIsi、IIfx、LC475などのセパレート型Macの驚愕のテクノロジーをひも解いていきます。もちろん、68K MacだけでなくPowerPC搭載のiMacやPower Mac、インテルCPU搭載マシンを含む一体型、デスクトップ型すべてです。そして第2特集では、最新のMac Proを詳しく紹介。この2つの特集記事だけで80ページ以上もありますよ!
|
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります