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初めてのTime Machine設定&ドキドキ復元大実験|Mac

2014年03月06日 21時00分更新

 Windowsユーザーだった女子編集者が、実際にMacを使うなかで出合ったトラブルを解決する本連載。実はいままで使っていなかったTime Machineをようやく設定し、気になっていたことを実験してみました。

Time Machine

 Time Machineは、常に任せっきりでバックアップを取り続けられる機能。過去24時間は1時間ごと、過去1カ月は1日ごと、それ以前は1週間ごとのバックアップを残してくれます。バックアップ先は、Apple純正のHDD付き無線LANルーター「Time Capsule」または、一般的な外付けHDDを利用可能。ディスクがいっぱいになると古いものが自動削除され、さらにMac内のディスク容量に余裕があれば、マシン内にも「ローカルスナップショット」というバックアップを残してくれます。延び延びになっていたTime Machineの導入ですが、何ひとつ難しいことはありませんでした。

 自作マシンから取り外して余ったHDDを再利用するため、外付けHDDケースを用意。黒いケースが多いなかメタリックレッドがキレイだったのでコレを選びました。ドライバー不要で組み込め、LEDの色でUSB 3.0/2.0接続がわかるのがうれしいです。

1分BOX USB3.0 SATA6G
●センチュリー ●2500円前後

Time Machine

 もともとWindowsで使っていたHDDなので、接続したらまずはフォーマット。HDDケースの丁寧な説明書通りに作業すればOKで、ディスクユーティリティ」を起動し、「パーティション」タブで「Mac OS拡張」を選んでフォーマットしました。

 続いて、Time Machineの設定です。(ほかの人のTime Capsuleが見えています)

Time Machine

 バックアップ先を選ぶと、すぐに初回のバックアップが行われました。あとはこのまま放っておけばOK。簡単すぎ!

Time Machine

 標準では、画面下部のメニューにチェックが入っており、メニューバーにTime Machineのアイコンが表示されます。復元したいときは「Time Machineに入る」を選びます。

Time Machine

 

 ここからは、復元の挙動を確かめるための大実験です。「書類」フォルダーの中に実験用のファイルを作り、数時間後にファイルを消去、さらに数時間後に復元を試みました。

Time Machine
Time Machine

 消してしまった「大事なファイル」を取り戻すため、Time Machineを使ってみます。対象となるフォルダーを開いた状態でTime Machineに入ると、このような画面になります。

Time Machine

 時をさかのぼりながらフォルダーの状態を確認し、欲しいファイルが消される前の時点まで戻ります。

Time Machine

 消される前の状態を見つけたので、なくなったファイルを選択し、右クリックして復元すればあっさり戻りました。

Time Machine

 続いては、フォルダー単位の復元。フォルダー内に新しいファイルが作成されている場合を想定します。復元したら新しいファイルが消えてしまうのではないか怖いですよね。

Time Machine

 でも大丈夫。同名のフォルダーがある場所に復元しようとすると、以下のようなアラートが出ます。

Time Machine

 「オリジナルを残す」を選べば、新しく作ったファイルを残し(つまり復元しない)、「置き換える」を選べば新しく作ったファイルは消えます。「両方とも残す」を選べば、フォルダー名を変更して復元するため両方のファイルが残ります。

Time Machine

 Time Machineを使いこなせば、システムそのもののバックアップと復元も自由自在。Time Machineを制する者はMacを制することができるのではないでしょうか!

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