MacPeopleにて好評連載中の「ユザーンの川越コンピューター学園」。26回目のゲストは大友良英さん。ユザーンさんとの愉快なお話を週アスPLUSの読者の皆さまに少しだけお見せします!
今月の転入生:大友良英(おおともよしひで)
1959年生まれ、神奈川県出身。10代を福島市で過ごす。作曲家、映画音楽家、ギタリスト、プロデューサー。さまざまなグループでの活動やインスタレーション(展示作品)のほか、映画やテレビドラマの音楽も担当。2013年上半期のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を手がけ、話題となった。
「モテるにはバンドだな、と思ってギターを買った」
ユザーン 今回、なんで長ランをリクエストしたんですか?
大友 一度着てみたかった。
ユザーン 着てみたかった、ってことは当時から着てたわけじゃないんですね。
大友 うん。バンドをやってたから不良とはとても近い位置にいたけど、長ランの人たちはみんな髪をリーゼントに固めてキャロルやダウン・タウン・ブギウギ・バンドのコピーをしてた。俺はもうちょっと違う音楽をやってたから、長髪にベルボトムだった。
ユザーン 長髪なんか校則で許されてたんですね。
大友 髪形は自由だったな。でもうちはけっこう硬派な高校で、学校推薦のゲタがあったりした。
ユザーン 学校が推薦するゲタ?
大友 そう。これで通学しなさい、って。
ユザーン 大友さんも履いてたんですか。
大友 俺はアンチ・ゲタだった。だけど新入生は応援団講習みたいのに参加することが義務づけられてて、応援団員の指導のもとにゲタを叩きながら応援歌を歌わなきゃならなくて。あれ本当に嫌だったな。
ユザーン 苦痛でしょうね、その行事。
大友 せめてゲタ自体をおしゃれにしようと思って、びっしりとペイズリー模様を書き込んでみたの。出来上がったそのサイケデリックなゲタで講習に行ったら、応援団員から呼び出されてさ。すっごい怒られた。
ユザーン そりゃ怒られますよ(笑)。
大友 でもその応援団員とは後々、一緒にバンドをやったりもしたんだけどね。
ユザーン 大友さん、そのころはジャズをやってたんでしたっけ。
大友 最初はロックをやりたかったんだけど、ロック部は部員が多くてギターアンプを使える順番になかなか到達しないんだよ。それに比べるとジャズ研はだいぶ廃れてて、まずギタリストがいない。来たらいつでもアンプを使わせてやる、っていうから迷わずそっちに入った。
ユザーン やりたい音楽よりギターアンプを選んだんですね。
大友 まあここでロックをやればいいや、と思って。でも、先輩から「ロックを演奏するにはまずジャズができなきゃダメだ」ってわけわかんないこと言われてさ。古くさくて嫌だな、と思いながらしぶしぶやってたんだけど、だんだん面白くなってきちゃって結局両方ともやってた。
ユザーン ロックもジャズも?
大友 ものすごくヘタクソだったけどね。
ユザーン そんなことはないでしょう。
大友 いやいや、高校1年のときのテープが残ってるから聞いてみたんだけど、4拍子の曲なのに途中からなぜか意図せず5拍子になっちゃってたりするんだよ。
続きはMacPeople 2014年3月号(1月29日発売)で!
U-zhaan(ユザーン)
インドの打楽器「タブラ」の奏者。ザキール・フセイン氏、オニンド・チャタルジー氏に師事するため毎年インドに出かけている。インドでつぶやいたTwitterのコメントをまとめた書籍「ムンバイなう。」「ムンバイなう。2」(スペースシャワーネットワーク刊)が好評発売中
本コーナーは、ASCII.jpから週アスPLUSにお引っ越ししてきました(過去記事はASCII.jpまたはこちら)。
●関連サイト
・大友良英ホームページ
・U-zhaan Official Web Site
さて、3月号ではMacintosh 30周年を記念した特集記事を組んでいます。初代Macintoshのさまざな写真はもちろん、SE、SE/30、Color ClassicなどのコンパクトMac、Macintosh IIやIIci、IIsi、IIfx、LC475などのセパレート型Macの驚愕のテクノロジーをひも解いていきます。そのほか、超ド級スペックのMac Pro徹底解剖、iPhoneで操作できるデジタルガジェット大全、ブラウザーの超便利拡張機能などなど今月も見逃せません!
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