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ニコニコ学会で脚光を浴びた“ゆっくりボイス”で話すクルマ型ロボットが見たい!

2014年01月17日 23時00分更新

文● 広田稔 編集●週アス編集部 菊地等

 ネットで話題のサービスや事件、ツイートしている中の人を直撃する週アス好評連載『中の人特捜部』──週刊アスキー1/28号 No.963 (2014年1月14日発売)では、'13年12月に開催された『第5回ニコニコ学会βシンポジウム』で脚光を浴びた“Android端末搭載クルマ型ロボット”に注目。どこがスゴいのか、制作者に聞いた。

週刊アスキー1/28号 No.963 (2014年1月14日発売)では、クルマ型ロボットをつくろうと思ったきっかけ、もともと美術系出身なのに情報工学系に手を染めた経緯などについてもうかがっています。

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ロボットと人が会話するおもしろさがウケた

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 街中を歩いていて、いきなり現われたクルマ型ロボット。操縦者が近くにいるのかと思いきや、見回しても誰もいない。合成音声で「コンニチハ」や「ゴキゲンイカガデスカ?」と話しかけてきたり、意思をもったように走ったりと、謎の挙動を示している。いったい何の目的で動いているのか?──このアート作品『戦うコンピュータたちが実世界に独自の世界を構築するためのアバター』(※)は、'13年12月21日に開催された『第5回ニコニコ学会βシンポジウム』の“研究してみたマッドネス”セッションに登場。“見る/見られる”をテーマに集まった15件の研究案件のなかから大賞に選ばれている。

※ニコニコ学会では『インターネット内の住人が実世界に送り込むアバター(実体)を開発している』と題して発表。

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 このクルマ型ロボット=アバター作品の制作者は、現在、東京藝術大学大学院生の青山新さんだ。制作のきっかけは、青山さんが所属する同大学院映像研究科とサムスン電子ジャパンとのコラボによる、'13年4月に始まった“GALAXY Lab”というプロジェクトだという。

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青山新
Twitter @smihica
'87年生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科卒。現在、同大学院映像研究科メディア映像専攻に在籍。

 

●第5回ニコニコ学会βシンポジウム~生命の境界~

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↑“研究してみたマッドネス”部門で大賞に輝いた、青山さんのニコニコ学会でのプレゼンテーションのもようは、ニコニコ動画で『第5回ニコニコ学会βシンポジウム~生命の境界~』と題した動画の7時間55分40秒ごろからスタートする。

 

●ロボット同士でそこらを散歩した

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↑2台のクルマ型ロボットを通して、2人で会話しながら横浜港埠頭を走らせてみたときの動画。途中、路肩の段差にハマってしまい、周囲の人に助けを求めるが……。

 

青山さんの研究成果をじかに鑑賞できる展覧会

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【MEDIA PRACTICE 13-14】
東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻年次成果発表会

●開催期間 1月17~19日(修士課程修了制作展[修士2年])
●会場 東京藝術大学横浜校地新港校舎(横浜市中区新港2-5-1
●入場無料
●http://www.fnm.geidai.ac.jp/media-practice/2014/

関連サイト
●第5回ニコニコ学会βシンポジウム~生命の境界~(ニコニコ生放送)
●ロボット同士でそこらを散歩した(ニコニコ動画)

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週刊アスキー1/28号 No.963 (2014年1月14日発売)では、クルマ型ロボットをつくろうと思ったきっかけ、もともと美術系出身なのに情報工学系に手を染めた経緯、青山さんの経歴などについてもうかがっています。

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