東京・銀座にて、ソニーがVAIOの新製品体験会を開催した。プレス向けのイベントだったため、来客はプレスのみだがVAIOユーザーは会場の様子をネット配信で見ることができたようだ。体験会のプログラムは、各プレゼンを実施したあと、タッチアンドトライという流れ。
まず、夏モデルVAIOの商品戦略のプレゼンで、ソニーマーケティング株式会社のITマーケティング部ITMK課統括課長の清水氏が登壇。“VAIOが実現したいこと”として、『従来のPCにはない新しい形態のPCを創造』、『人とPCの新しい関係づくりを提案』、『PC市場を活性化』の3つの実現を目指すと語った。
次に、インテルよりクラウド・コンピューティング事業本部のシニア・プロダクト・マネージャー小澤氏が登壇。“優れたユーザー体験を実現する次世代のデバイス”として、タブレットの気軽さとPCの快適なパフォーマンスを備える、“2-in-1PC”を挙げた。さらに、「“第4世代インテルCoreプロセッサーは過去10年で最大の技術革新”をうたい、ゼロから設計した薄く軽いSystem-on-Chipにより、バッテリー駆動時間も向上。ACを持たなくても安心して利用できるようになる」と語った。
最後の登壇者は、ソニーマーケティング株式会社ITマーケティング具ITMK課の金森氏。“2013年夏VAIO新商品概要”で、手書き感覚でいつでもメモが取れるスライダーハイブリットPC『VAIO Duo13』、圧倒的な軽さと色再現力を備えたスタイリッシュモバイル『VAIO Pro13』、『VAIO Pro11』についての概要を話した。
■VAIO Duo13
11.6インチの『VAIO Duo11』から13.3インチと大画面になった『VAIO Duo13』。驚くことにサイズ、重量はVAIO Duo11からあまり変化がなく、ただ大画面になっている。
・VAIO Duo11 サイズ/重量 320(W)×199(D)×17.85(H)mm/1.305kg
・VAIO Duo13 サイズ/重量 330(W)×210(H)×19.5(H)mm/1.325kg
さらに、本体のみのバッテリーで約18時間の駆動が可能。
VAIO Duo11にはなかったタッチパッドが追加。横長の長方形で、少し狭く感じるものの、やはりあったほうが何かと便利に感じる。
本体に装着できるデジタイザースタイラスペン。
タブレット形態。約1.3kgでやや重く感じる。
■VAIO Pro11/13
会場で最も人気があった『VAIO Pro』。11の非タッチモデルは重量770g、タッチ対応モデルは870gと超軽量。13.3インチのVAIO Pro13は1.06kgと11と比べるとサイズも違うので重い。
“打ちやすさを追求したキーボード”をうたい、キーピッチはVAIO Pro11が17mm。VAIO Pro13が19mmと広め。キーストロークはVAIO Pro11、13ともに1.4mmと深い。また、手を置くところにある段差を極力減らすことで、手首に掛かるストレスを軽減している。
UVカーボンを採用して、軽量さと頑丈さを両立している。シルバーは高級感のある質感、ブラックはマットな仕上がりになっている。
VAIOロゴは天板と反対の本体下にも入っている。持ち運ぶ際、折りたたんでから、どちらの面が見えても美しい。
さらに排気口を極力小さくすることで、デザイン性を向上させている。
■VAIO│red edition
ソニーストアでは、こだわりのある赤い塗装に身を包んだ『VAIO│red edition』Duo13、Pro11/13、VAIO Fit14/15のモデルが販売される。
VAIO Pro13の天板などのカーボンファイバーには、第1層にピンク、第2層にピンクシルバー、第3層にレッド、第4層にUVコーティングをし最後に研磨を施している。また、キーボードベゼルなどに使われるモールドは、第1層にピンクシルバー、第2層にレッド、第3層にクリアコーティングがされているとのこと。
VAIO Fit15の天板などのアルミニウムには、第1層にクリアコーティング、第2層にUVコーティングがされる。
最後に、会場となったソニービル外では、VAIO│red editionの発表を記念し紅いバラの配布を行なっていた。ディスプレーに展示されるVAIO│red editionを囲む紅いバラも見られた。
第4世代Coreプロセッサーの発表で盛り上がるノートPC業界。今後も魅力的な製品が続々と登場することに期待したい。
■関連サイト
ソニー
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