オタクアナウンサーとして名高い、ニッポン放送の吉田尚記アナが「本当に語りたい相手」と、結論を決めない熱いトークを繰り広げるトークライブ「#jz2 吉田尚記の場外ラジオ」が月イチで開催されています。これまでに実施された回をサクッと振り返ってみましょう。
vol.2(4月25日開催)は、声優や歌手、作詞家などマルチに活躍するモモーイこと桃井はるこさんがゲスト。吉田アナが「オタクであること」を考えるため、「萌え」の中でも型破りで「カモノハシ的」な存在である桃井さんをお呼びしたとのことです。トーク内容の一部をご紹介します。
吉田尚記(以下、吉):いまはもう、当たり前のキャラクターとして、ネコミミを付けた女の子がテレビに出てますよね。でも僕が知る限り、初めは桃井さんじゃないかなと思うんです。
桃井はるこ(以下、桃):たぶん電波に乗せて「萌え」って言ったのはそうなんですよ。今日のテーマが「萌えはロックか」なんですけど、私は前から萌えはロックたりえるだろうと思ってました。
吉:僕は「萌えの小林克也」ですから。自分は歌えないけど、世界感を伝えるのが役割だと思ってます。
桃:その例え、すごくわかりやすい! 萌えを日本のハードロックシーンになぞらえて考えると、私はオタクがすごく一般化したんじゃないかと思います。オタクってものがネガティブなイメージでなくなってきたりとか。アニメが好きな人とかコスプレする人っていうのが、ちゃんと趣味として認められるのは、私は中川翔子さんの功績がすごく大きいと思うんです。中川翔子さんはYOSHIKIだと思ってるんです。
吉:X JAPANのね。
(中略)
桃:いま、萌えって言ったときにどういうものを思い出すかというと、メイド服を着ているとか、ネコミミを付けているとか、「萌え萌えキューン」って言う、とかですよね。一般的な人にも萌えのイメージができちゃったんです。
吉:それ「電車男」とかのせいですよね。
桃:だからもう私は「萌え・イズ・デッド」って最近言ってるんです。「パンクス・イズ・デッド」みたいなもんで。髪の毛立ててるとかスタッズが付いた服着てるとかと同じように、ファッションになっちゃったんですよオタクも。だからもう「萌え・イズ・デッド」だなあと最近感じてるんです。
萌え界のしょこたんは、ロック界でいうところのYOSHIKI!? 萌えやオタクの代表みたいな存在だと思った桃井さんが「萌え・イズ・デッド」? ちょっと意味わかんないですよね。こちらのトークイベントのまとめ記事を本日発売のMacPeople7月号に掲載中です。また、Ustreamのアーカイブでトークライブ全編を視聴することもできます。
その前のvol.1(3月15日開催)は、会計士の山田真哉さんをゲストに迎えて実施。「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の著書が有名ですが、実は重度のアニオタでもあるという特異なお方です。吉田アナの疑問「年収って2000万円くらいが一番幸せなんじゃないだろうか?」というテーマを発端に語り合い、「年収が3000万を超えると人は変になってくる」という回答が非常に興味深かったです。著書の大ヒットで年収が1億を超えた年に、5000万円を全部「萌え株」やFXに突っ込んだお話なども飛び出しました。
「#jz2」=ジョーゼツというイベント名の通り、毎回予定時間に終わらないほど熱いイベント。会場のニッポン放送 イマジンスタジオ(東京・有楽町)はキャパ150名ほどなので、吉田アナや著名なゲストが超間近で見られるうえ、質疑応答で直接お話できちゃったりもするのがスゴイところです。チケットは2000〜3000円(予定)。イベントと同時に、Ustreamでのリアルタイム放送も行われているので、遠方の方はそちらをどうぞ!
また、このイベントではトーク内容をリアルタイムに樹形図状の「アイディアプロセッサー」に記録しているのもポイント。ゲスト背景にある大きなスクリーンにどんどん飛び出すキーワードが記録され、話が脱線する様子が視覚化されていく過程が見られます。こちらは、桃井はるこさん回のアイディアプロセッサーです。全体像は公式FacebookからダウンロードできるPDFでチェック!
vol.3(5月23日)は、森山直太朗さんとの活動でも知られる詩人の御徒町凧さんをゲストに実施。そして現在、チケット販売中のvol.4(6月13日)は、知らない人はいないであろう脳科学者の茂木健一郎さんがゲスト。茂木先生はコアなAppleユーザーとしても知られていますよね。どんな話が飛び出すのか、必見のステージです。
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