先週起こったソーシャルの話題を厳選してお届けする週刊ソーシャルニュース(WSN)。今週はLINE全世界で1億5000万達成、世界最古のウェブページなど、ニュース全15本をダイジェストでお届け。1週間の流れをざっとチェックしよう。
【4/25】
■スマートフォンの出荷台数がとうとうフィーチャーフォンを上回る
米IDCの調査によると、2013年第一四半期に世界中のメーカーが出荷したスマートフォンの台数が携帯電話総出荷台数の51.6%にあたる2億1620万台となり、フィーチャーフォンの台数を上回った。また、出荷台数の1位は7070万台のサムスンで、シェアも32.7%と圧倒的だ。続けてアップル、LG、ファーウェイ、ZTEとなる。(関連サイト)
■RetinaディスプレイをサポートしたMac版Twitterアプリがアップデート
米Twitterは約2年ぶりのアップデートとなる『Twitter for Mac』バージョン2.2を公開した。日本語を含む14言語のサポート、Retinaディスプレイ対応などの新機能が加わっている。対応はMac OS X 10.6以降、Mac App Storeから無料でダウンロードできる。(関連サイト)
【4/26】
■Facebook、モバイルアプリ開発支援インフラ“Parse”を買収
Facebookは、iOS、Android、Windows Phoneなどのモバイル向けFacebookアプリの開発者支援ツールを提供するベンチャー企業“Parse”の買収を発表した。これにより開発者はより軽い負担でモバイル向けアプリを開発できるようになる。(関連サイト)
■ヤフー、リアルタイムアクセス解析サービスを無料提供
ヤフーはユーザーローカルから技術提供を受け、自社広告を利用するサイト運営者を対象に、無料でリアルタイムアクセス解析を利用できるサービスを“Yahoo!ブランド”で今秋から公開することを発表した。このサービスを利用すると、アクセスした利用者ごとの居住地域や年齢、性別、デバイス分布などを取得でき、ターゲティング広告などに使用できる。(関連サイト)
【4/29】
■CERN、ウェブ20周年を記念して世界最初のウェブサイトを復活
世界最初のウェブサイトは、1993年4月にジュネーブにある欧州原子核研究機構(CERN)のサーバー(NeXT)で公開された。ながらく休止状態にあったが、“オープンなウェブ”の誕生20周年を記念し、当時のサーバから発掘されたファイルのコピーが公開された。(関連サイト)
■マイクロソフトのメールサービスOutlook.comでSkypeを直接利用可能に
旧MSNメッセンジャーからの移行が進められている『Skype』だが、新メールサービス『Outlook.com』と『Skype』の統合が行なわれた。これにより、送られてきたメールのコンタクトアイコンから音声通話やビデオ通話をクリックするだけで直接Skypeを使ってビデオチャットやインスタントメッセージが行なえるようになった。ただし、プラグインのインストールは求められる。(関連サイト)
■チャットアプリのトラフィック総数がSMSを抜く
英Informa Telecoms & Mediaの調査によると、人気のチャットアプリ『WhatsApp』、『BlackBerry Messenger』、『Viber』、『Nimbuz』、『iMessage』、『KakaoTalk』で1日に流通するメッセージの件数が平均190億に達し、176億件のSMSメッセージを抜いた。
■アリババが“新浪微博(ウェイボー)”に出資、ソーシャル事業に参入
中国の企業間電子商取引サイト“Alibaba.com(阿里巴巴)”や、オークション・ショッピングサービス“Taobao.com(淘宝網)”を擁するアリババグループは、中国版ツイッター“weibo.com(新浪微博)”の株式18%を取得した。出資額は5億8600万ドル、SNS向け広告事業に参入すると見られる。(関連サイト)
【4/30】
■徐々に明らかになるGoogle Glass情報
一般発売はまだまだ先だが、Googleのウェアラブルコンピューター『Google Glass』の操作説明ムービーがYouTubeにアップされた。ヘッドセット右側のツルの部分をタップ、スワイプするというインターフェイスは使いやすそうだ。また、ニューヨーク・タイムズが早くも専用アプリを公開した。ニュースの要約を読み上げる機能もあるという。(関連サイト)
■LINEのユーザー数が全世界で1億5000万人突破
2011年6月のサービス開始から19ヵ月の2013年1月に1億人を突破したが、そこからわずか3ヵ月強で1億5000万人に達した。日本から始まったサービスだが現在はアジアやスペイン、アフリカなどでも爆発的にユーザーを増やしており、ゲームプラットフォーム“LINE GAME”でも累計ダウンロード数が1億本を突破している。まだまだ勢いは止まりそうにない。(関連サイト)
■Google、アプリの更新をGoogle Play経由に限定
Googleは開発者向けのポリシーを改訂し、Androidアプリの更新はGoogle Play経由で行なうよう義務付けた。これまではGoogle Playでダウンロードしたアプリでも独自にアップデートをプッシュ配信できたが、この仕組がコンピューターやスマートフォンに害を及ぼすマルウェアなどに悪用されていることを受け措置を講じた。
【5/1】
■米ヤフー、ToDoリストアプリのAstridを買収
米ヤフーは、ToDoやリストを作成して共有できるウェブサービス『Astrid』を買収した。サービスは今後90日の継続は保証されるが有料サービスの受付は停止、早いうちにデータのダウンロードの手順がアナウンスされるという。なお、買収金額は不明。(関連サイト)
■Facebookが第1四半期決算を発表、モバイル広告が順調で38%の増収
Facebookが2013年度第一四半期(Q1)の決算を報告。売上は14.6億ドルで38%の増収となった。広告収入は43%増の12.5億ドルとなりその30%はモバイル広告からの売り上げだ。また、同日のアクティブユーザー数は11億1000万人、そのうちモバイルユーザーは7億5100万人となっている。今後もモバイルへのシフトが加速していくと思われる。(関連サイト)
■Amazon、仮想通貨“Amazon Coin”の提供を開始
米Amazonは、Kindle Fire、Androidユーザー向けにアプリやアプリ内課金で利用できる仮想通貨“Amazon Coin”の提供を5/1から開始した。レートは米ドルと同様、2.99Amazon Coinが2.99米ドルとなる。ユーザーは特別な作業をすることなく利用できる。(関連サイト)
■Twitterのモバイルアプリ更新、トレンドの地域選択機能など追加
TwitterのモバイルアプリがiOS、Android共に更新された。新バージョンではトレンド機能で地域を指定できるようになった。“名古屋で今はやっているキーワード”などといった使い方ができる(関連サイト)。また、iOS版ではリツイートに返信した時に、元ツイートとリツイートした人の両方の名前がメンションされるようになった。(関連サイト)
■著者紹介-田口和裕
ソーシャルの話題を常に追いかけている“ソーシャルライター”。Facebookで、ソーシャルの関連の話題を追いかける“ソーシャルメディアニュースクリップ”(関連サイト)を運営。
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