『Chrome Office Viewer』はWordやExcel、PowerPointといった、『MSオフィス』で作成したファイルをブラウザー上で閲覧できるChromeの拡張機能。これさえインストールしておけば、MSオフィス非搭載のパソコンでも手軽にドキュメントを閲覧できる。
対応するファイル形式は『Word』の.docとdocx、『Excel』の.xls、.xlsx、『PowerPoint』の.ppt、.pptxで6種類。オフィスファイルはそれぞれに対応するソフトで開くのが一般的だが、この拡張機能を利用することで、これらを使わずにファイルをチェックできる。
■インストール
なお『Chrome Office Viewer』は、Chromeのベータ版のみに対応する。正規版を利用している場合は、ベータ版の配信サイト(関連サイト)にアクセスしてインストールしておこう。
Chromeベータ版をインストールしたら、グーグルのウェブサイト“Chrome ウェブストア”(関連サイト)にアクセス。『Chrome Office Viewer』を検索して、ダウンロードサイト(関連サイト)へ。
右上に表示された【CHROMEに追加】を押し、【追加】をクリックすると数秒でインストールが終了する。
■ファイルを開いてみよう
拡張機能をインストールできたら、ファイルを開いてみよう。ファイルを開くには、新しいタブを開き、そこにファイルをドラッグ・アンド・ドロップする。
ここではWordのファイルを開いたが、以下のとおりに表示された。複雑な図形やテキストボックスなどの再現性は低く、Wordで作成したとおりには表示できなかった。そして、当然のことながらファイルの編集はできない。
ファイルを開くと、画面右下に拡大や縮小、保存、印刷などを行なうためのボタンが表示される。
以下はExcelのファイルを開いたところ。シンプルな表なので正確に表示できたが、こちらも複雑なグラフなどの再現性はさほど高くない。あくまでも“確認用”といった印象だ。
PowerPointも文字は表示されるが、グラフなどは省略されてしまう場合があるようだ。とはいえ、動作が比較的軽いのが好印象。こちらも、軽く内容を確認するぐらいの用途であれば十分日常的に活用できそうだ。
Chrome Office Viewerは、ファイルの再現性はまだ低いものの、オフィスファイルをブラウザーで手軽に閲覧できるので非常に便利。複雑に編集されたファイルの閲覧にはまだ適していないが、今後のアップデートで改善されれば、より実用性が向上するだろう。
●関連サイト
Chrome Office Viewer
バージョン: 2.8.7.25
利用無料
作者:extensions@chromium.org
(バージョン、ウェブアプリの内容は記事作成時のものです)
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