ZTEはCES2013で発表したフラッグシップスマートフォン『Grand S LTE』を展示するほか、未発表の5.7インチスマートフォンも参考出展していた。
ZTEブース |
■5インチFHDディスプレー、クアッドコアCPU搭載『Grand S』
ZTEのブースはCES2013で発表された『Grand S』のみを展示するという、新製品を徹底的にアピールする場となっていた。『Grand S』はクアッドコアCPUと5インチFHD(1920☓1080ドット)画面を搭載し、LTEにも対応した同社のフラッグシップモデルであり、グローバル向けに展開が予定されている。本体は平均6.9ミリと非常に薄く、重量はまだ公式情報が公表されていないものの軽量だ。また液晶画面をギリギリまで大きく実装しているため、5インチクラスながらもサイズアップは最小限に抑えられている。クアッドコアCPUとして採用されたのは1.5GHzの『Spandragon S4 Pro』。そのためか『Grand S』は動作も軽く、あらゆる操作にストレスを感じない印象である。UIは独自開発の“Mifavor UI”が搭載され、標準のAndroid UIより使いやすい印象を受けた。
本体のデザインは、左右側面の下側にSIMカードスロットとマイクロSDカードスロットを配置。左にはカーマウント用の接点、右にはボリュームボタンとすっきりした外観になっている。また背面はカメラ部分をブラックの別パーツとすることで、よりエレガントな雰囲気が出ている。そして背面はわずかにカーブを描いた形状になっているため、手に持ったときにフィットしやすくなっているようだ。
本体カラーはブラック、ホワイトのほかにレッド、イエロー、ピンク、ライトブルー、パープルなど多色な展開が予定されており、ぱっと見の印象もカラフル。女性の来場者にもそれぞれの色が受けていたようだった。一体化されたボディーは質感もよく、日本で発売されても十分通用するクオリティーだろう。LTEに対応していることからも、日本のキャリアによる採用を期待したいところだ。
↑ZTEのフラッグシップ5インチスマートフォン『Grand S』。 |
↑本体左側面にはカーマウントキット用の端子が見える。カーナビとしての利用も考えられているわけだ。下部はSIMカードスロット。 |
↑本体右側面はボリュームボタン、そして下部にはマイクロSDカードスロットが見える。 |
↑カメラ周りは光沢のある別パーツとすることでエレガントな印象になっている。 |
↑背面側はじゃっかんカーブがかかっており、持ちやすい。 |
↑FHD(1920☓1080ドット)の解像度により、細かい文字もはっきりと読める。 |
↑自社UI“Mifavor UI”の搭載で使いやすさも追求。 |
↑豊富なカラーバリエーションも魅力である。 |
■未発表の5.7インチLTEスマートフォン
一方、まだ発表されていない開発中のスマートフォンが参考出展されていた。『P897A10』は5.7インチのHD(1280×720ドット)画面を搭載して、LTEにも対応する。本体サイズは大き目だが、厚みはそれほどない。そのためウェブページなどの閲覧時は片手で持ちつつ、文字入力する際は両手を使うのがよいように感じられた。開発中の製品のため、まだ動作は安定しないように見受けられたが、今後の製品化が非常に楽しみである。
↑開発中の5.7インチスマートフォン『P897A10』。 |
↑厚みは1センチを超える程度。 |
↑カメラは13メガを搭載。キャリア“中国移動”のロゴがあり中国向けに発売されると思われる。 |
↑P897A10のスペック。LTEはFDDのみならずTDへの対応も考えられているとのこと。 |
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