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ロンドン五輪に行って海外格安スマホを購入しよう

2012年05月09日 12時00分更新

 GALAXY S IIIの取材でロンドンへ行ってきました。ロンドンのモバイル状況は2011年2月にお伝えしましたが、さらに楽しい状況になっていましたよ。ちなみに過去のレポートは以下をご覧ください。

ロンドンでAndroidを1万円でゲットしちゃった!

ロンドンではじけちゃいましょう!
ロンドンの格安スマホがパワーアップ

 イギリスはプリペイドSIMカードが買いやすく身分証明書が不要。SIMロックされたプリペイド携帯もSIMカードとセットで安く売っています。

 前回は1万円前後でスマートフォンを購入しましたが、今回もその手の安い製品は健在。「海外に行ったら現地でスマートフォンを買う」ってのが当たり前にできる時代なんですねー。

BlackBerryはまだまだ健在なロンドン
ロンドンの格安スマホがパワーアップ

 ロンドンの繁華街を歩いてみると、人々の使っている携帯電話は確実にスマートフォンが増えているのがわかります。そしてBlackBerryユーザーがまだまだ本当に多い! メッセージを送り合う文化が根強いのか、文字入力のしやすいBlackBerryの人気は衰えていないようです。

キャリアショップはたくさんあるのです
ロンドンの格安スマホがパワーアップ

 ロンドンの繁華街はキャリアのお店があちこちにあって、観光や食事のついでに「ちょっと携帯でも買おうか」なんて思い立っても大丈夫。今回立ち寄ったキャリアのお店ではパスポート提示も住所も不要でプリペイド携帯やSIMカードが買えました。

 以前は住所代わりに郵便番号が必要で、ホテルの名刺を持ち歩いていたのですがそれもいらないようです。

旅するモバイラーの味方、Pay as you go
ロンドンの格安スマホがパワーアップ

 さてイギリスでのプリペイド携帯の呼び名は、Pay as you go。各キャリアのお店やCarphone Warehouseなどの携帯販売店には専用コーナーで展示されています。Pay as you go携帯はどれも契約不要で自由に購入可能。プリペイドSIMカードも付属します。

 なおイギリスの場合、Pay as you go販売の携帯電話に10ポンド(約1300円)の最低通話料を加算して購入するのが一般的。キャリア購入の場合はSIMロックがかかっています。

キャリアブランドスマホが急増中
ロンドンの格安スマホがパワーアップ

 各キャリアのPay as you go端末は、もちろんAndroidスマートフォンも揃っています。人気のGALAXY S IIから最新のHTC One Xなどハイエンド品も購入可能ですが、それらの価格は数万円とやはりお高いです。

 一方、今回目立っていたのは低価格なスマートフォン。しかもキャリアブランドの商品で、値段は一番安いものが50ポンド(約6500円)、高いものでも100ポンド(約1万3000円)などお手ごろでした。

安いものは6000円くらいからと気軽に買えちゃう
ロンドンの格安スマホがパワーアップ

 機能は当然価格相応ですが、旅先でふらっと立ち寄ったお店で簡単にスマートフォンが買えちゃうって楽しいと思いませんか? いずれもファーウェイ(Huawei)やZTEのOEM品なので品質も問題ありません。

 各キャリアのスマートフォンを見比べてみると、Orangeは端末の名前に都市名をつけているのが面白いところ。一方Vodafoneはシステマチックに型番は数字のみ。なお非スマートフォンにも類似した番号がついているので、買うときにはAndroidかどうかよく確認しましょう。

OrangeのBarcelonaはキーボード付き
ロンドンの格安スマホがパワーアップ

 今回は2つのキャリアのスマートフォンを購入してみました。まずはOrangeのBarcelona。QWERTYキーボードの付いた製品で、59.99ポンドに10ポンドの通話料をつけて約9000円です。

 この通話料で100MBの無料データ通信がついてきますが、店員さんがデータ通信オプションをつけてくれたので、1日1ポンド(約130円)でデータ定額となりました。

意外と使えちゃうのがうれしい
ロンドンの格安スマホがパワーアップ

 画面はQVGAと狭いのですが、キーボードがあるのでTwitterやメールの入力は結構使い物になる感じです。ロンドンの街中を歩きながら、ふと思いついたことをサクッとつぶやく……そんな使い方には十分かも。とにかく購入値段を考え“サブ機”と割り切るのが肝心ですよ。

画面が大きめなT-MobileのVivacity
ロンドンの格安スマホがパワーアップ

 でもメインユースできそうなスマートフォンも欲しいところですよね。探してみたらT-Mobileにありました。T-MobileのVivacityはZTE製で、ディスプレーは3.5インチ・800×480ピクセル。これならGoogleマップやウェブを見たり、Twitterのタイムライン表示も十分使い物になりそうです。価格は89.99ポンド+通話料10ポンドで約1万3000円。なお半年間、端末からのデータ通信は定額利用可能とのことです。

日本語ロケールがうれしい
ロンドンの格安スマホがパワーアップ

 こちらのVivacityはアプリをたくさん入れてメイン利用するのもいいかもしれません。しかも言語設定には日本語が標準装備されているのがなんだか得した気分です。

実はこの2台だけで結構まかなえちゃった
ロンドンの格安スマホがパワーアップ

 今回のロンドン滞在ではほかにもデータ通信用のプリペイドSIMカードを買って、普段使っているSIMロックフリーのスマートフォンに入れて使ってみました。でもどうせなら現地で買った端末を使おう、ということでこの2台をメインにしていたのですが、結構これだけである程度のことはできてしまいました。つまりスマートフォンを海外に持っていかなくても、現地調達でなんとかまかなえるんですね。

 もちろんバリバリ使いまくるにはスペックはやや物足りないでしょう。でも日本のキャリアの海外データ定額数日ぶんのお値段で現地スマートフォンが買えちゃうわけで、だったら1台くらい買ってみるのもいいかもしれませんよ。この夏にロンドン五輪に行く予定のある人は、ぜひ現地でスマートフォンを購入してみてください。

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。

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