日本通信が3月31日から販売を開始するモバイルWiFiルーター『b-mobile4G WiFi2』の実機が編集部に到着しました。早速各部確認のうえ、通信速度を実測してみましょう!
前面 |
背面 |
本体サイズは55.3(W)×11.2(D)×99(H)ミリ、重量は95グラム。ディスプレーがないこともあって、ひじょうにスッキリとしたデザインです。
ボタンはふたつのみ |
左側面に電源ボタンとWPSボタンが配置されています。
ランプで状態を確認 |
左から電源、電波強度、WiFiの動作状況を示すLEDが配置されています。上の写真では、バッテリーが少ない状態のため電源LEDは赤、3Gで接続されているため電波強度とWiFiのLEDは青点灯しています。
LTEで接続されていれば電波強度とWiFiのLEDは緑点灯します。
バッテリー容量は2100mAh |
バッテリー容量は2100mAhで、LTE通信時は約5時間、3G通信時は約6.5時間連続通信が可能です。
最近のモバイルWiFiルーターの平均値よりはやや連続動作時間が短いですが、長時間通信を行なう際には、底面のマイクロUSB端子経由で電源を供給すれば問題ないでしょう。
新iPadなどでは……非常用のモバイルバッテリーを別途用意しておいたほうがいいかもしれませんね!
さて通信速度実測です! |
さてお待ちかねの通信速度実測結果を見てみましょう。今回は週刊アスキー編集部がある千代田区富士見1丁目の地上で計測を行ないました。計測を実施した時間帯は13時28分から13時44分です。
比較対象の端末としては、ドコモのXiスマホ『Optimus LTE L-01D』を用意。au版iPhone 4Sからそれぞれの端末をルーターとして利用し、“BNRスピードテスト画像読込み版”で下りと上りの通信速度を計測しています。下に掲載したのがその結果となります。
b-mobile4G WiFi2 | Optimus LTE L-01D | |
下り1回目 | 4.98Mbps | 4.09Mbps |
下り2回目 | 4.68Mbps | 4.18Mbps |
下り3回目 | 5.07Mbps | 3.82Mbps |
下り4回目 | 3.38Mbps | 4.24Mbps |
下り5回目 | 2.54Mbps | 5.64Mbps |
下り平均 | 4.13Mbps | 4.394Mbps |
b-mobile4G WiFi2 | Optimus LTE L-01D | |
上り1回目 | 2.12Mbps | 1.08Mbps |
上り2回目 | 1.18Mbps | 1.1Mbps |
上り3回目 | 1.42Mbps | 0.88Mbps |
上り4回目 | 1.5Mbps | 1.13Mbps |
上り5回目 | 0.57Mbps | 0.71Mbps |
上り平均 | 1.358Mbps | 0.98Mbps |
ドコモXiスマホと同等 |
ドコモのMVNO事業者である日本通信のLTE対応SIMカード『カメレオンSIM』を入れているので、通信速度はほぼ横並び。日中の千代田区富士見では下り平均4Mbps前後に留まっていますが、新宿や秋葉原など回線状況の良好な場所であれば、どちらでも下り10Mbps前後の通信速度が出ると思われます。
新iPadに最適? |
新iPadには“Wi-Fi+4Gモデル”が用意されていますが、現時点ではまだソフトバンクの通信網では3G通信しか利用することができません。
ソフトバンク版新iPadで4G通信が可能になるという噂もありますが、それを待てない方はプラン変更や利用中断が自由な『b-mobile4G WiFi2』と『カメレオンSIM』の組み合わせは魅力的な選択肢ではないでしょうか?
アスキーストア販売サイト
『b-mobile4G WiFi2 パールホワイト』
『b-mobile4G カメレオンSIM』
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