日本通信がLTE対応SIMカード『カメレオンSIM』を発表しました。使いながらプランを変更できる自由度の高さが売りです。3月31日から販売が開始されます。以下が本日発表されたニュースリリース原文です。
日本通信、4G対応SIMを「カメレオンSIM」の名称で発売
日本通信株式会社(以下、「日本通信」という)は、本日、第4世代モバイル網LTEに対応し、自らがプランを変えていけるSIMを、「カメレオンSIM」の名称で3月31日に発売することを発表しました。
日本通信は、2009年3月にNTTドコモの3Gとレイヤー2接続し、様々な通信サービスをSIMの形で販売提供しています。これに加え、NTTドコモのLTE網と2012年3月15日にレイヤー2接続したことから、LTEに対応したSIMを発売するものです。
LTEは、ベストエフォート75Mbpsと、固定網と遜色のない通信速度を提供するもので、クラウド・コンピューティングのコアとして期待されています。現時点では、東名阪、および全国の主要都市に限られていますが、全国をカバーする3G網とデュアル・ネットワークとして使用できるのが利点です。つまり、LTEエリアでは高速に、LTE圏外でも3Gで快適に、どこでもインターネットを楽しめます。しかも、ドコモのLTE設備投資により、さらにエリアが広がるに従い、いち早く一番快適なサービスを選べるのです。
モバイル・データ通信の使い方が、各人各様、さらに一人の人でも時期によって使い方が異なるのが実態です。携帯事業者の通信プランは、圧倒的多くが定額料金、それもいわゆる2年縛りの契約となっています。しかし、この時代のモバイル環境を2年間見通すことは、誰にとっても不可能です。
使いながら、状況によってプランを変更できる、しかもweb上で簡単に変更できるようにすることで、ユーザの利便性を高めたSIMを開発しました。
まずはSIMパッケージを購入いただきます。初期手数料3,150円相当分を含めて、21日間、LTE+3Gを高速定額で利用できて5,800円(税込、想定市場価格)です。
※標準サイズとマイクロサイズの2種類があります。写真は標準サイズのもの。
21日間、ないしその後の10日間の間に、web上で以下の3つのプランから選択していただきます。
1. U300定額 2,480円 30日間
2. 高速定額 5,400円 30日間
3. 1GB フェア 8,800円 120日間
なお、上記期間ごとに、上記プランの選択を変えることができます。例えば、当初はLTEエリア外なのでU300定額を利用、その後、LTEエリアになった時に高速定額に切り替えて使うことができます。また、普段はスマートフォンで使っているだけなので1GBフェアを使っていたけど、タブレットを購入し、スマートフォンのテザリングを使ってタブレットも使うようになったので、高速定額に切り替えると言った使い方も可能です。
日本通信は、自分で変えていけるSIMを、場所に順応して自らの色を変える動物にちなみ、「カメレオンSIM」と命名しました。
携帯事業者の料金サービスは、画一的なものになっており、利用者の違いや、使い方の違いは考慮されていません。しかし、モバイル・データ通信がここまで広がって来ている今日、使い方は人それぞれ、しかも一人の人でも時期によって使い方は異なります。日本通信は、利用者の視点で、利用者にとって最適なのは、自分の使い方に合わせた料金サービスを作ることであると考えています。将来的には、自分の使い方にピッタリ合った通信サービスを、自分で作って利用する、即ちBTO(Build to Order)による通信サービスを可能にするネットワーク・アーキテクチャを実現しています。
日本通信の代表取締役社長三田聖二は、次のように語っています。
「当社は、これまでも、世界のどのキャリアもやっていない、又は、できないサービスを提供してきましたが、本日、さらに大きく水をあけるサービスを発表できました。カメレオンSIMは、日本通信のBTO戦略第1弾のSIMです。お楽しみください。」
LTEに対応した日本通信初のSIMカードであることから注目を集めている『カメレオンSIM』。本日できるだけ早いタイミングで通信速度ベンチマーク記事を続報でお届けしますので、楽しみにお待ちください。
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