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MWC2012:グーグル会長基調講演「20ドルスマホがデジタル格差をなくす」

2012年03月02日 20時00分更新

 MWCの大ホールでは基調講演が毎年開催されており、業界の重要人物のスピーチを聴けるようになってます。なかでも今回の一番の大物はグーグル会長のエリック・シュミット氏。これは聞きに行かないわけにはいきませんよね。

 もしかしたら“J”で始まる次のお菓子(Android OSの新バージョンね)が発表されるかも……と言うわけで会場へ向かいました。

MWC2012:グーグル会長基調講演「20ドルのスマホがデジタル格差をなくす」

 結論から言いますと、新製品や新サービスの発表はありませんでした。オープンニングで『Chrome for Android』のデモンストレーションがあっただけです。

 シュミット会長のスピーチの内容は、デジタルデバイドについて。近い将来は3D対応の小さなロボットが、自分に変わって出張に行ったりと言った未来が待っているそうです。

 しかし、そういった未来を予測できるグループがいる一方で、現状では手軽にウェブに接続できない人が50億人もおり、一部の政府のもとではインターネットへの接続すらもできないグループもいるとのこと。しかし、この問題すらも10年のうちに、スマートフォンが20ドルで買えるようになり、誰のポケットにも入ることで、解決できるという明るい見通しを語りました。

 つまり、スマートフォンが普及することで、ユーザーが相互につながる“メッシュネット”が進み、誰もが同じ情報を共有できるようになるわけです。

 するとインターネットへの接続を規制するというのは意味がなくなり、“アラブの春”のような活動や、地震後の日本でウェブやインターネットサービスが活用されたようなことが、世界規模でどんどんと広がっていきます。

 結果的に現在デジタルやインターネットの恩恵を受けているグループとの格差をなくすことができるとシュミット氏は考えているようです。 
 
 なんだか規模が大きすぎる話で、私の頭では完全には理解できませんが、世界中のみんなたちにスマホが普及すれば、なんの規制もなくご飯をモグモグしている実況を世界に発信できる……そんな平和な世界を目指してグーグルは頑張ってるみたいですよ。

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