Kindle fireはおそらくLX200、ポケットポストペット、京ぽん、iPAQ、702NKといったきわどいデジガジェのカスタムにハマッた野郎には、久々にたまらんオモチャだったのではないでしょうか(あ、オレ、ハタチっすよ)。いきなり何言い出すんでしょう。
さて、我々(といってもぼっち)の週リスではICS(Android4.0 Ice Cream Sandwich)化も早々に試みましたが、まだα版でした。XDAに安定版がアップされていたので、iPad仕様になっていたfireちゃんに再び導入してみることにします。
方法は以前紹介したTWRPさえ導入してあれば笑っちゃうほどカンタン。XDAフォーラムの該当スレッド(下記)から“cm9-02-09_stock.zip”と“gapps-ics-20120207-signed.zip”を入手して焼くだけです。前者がROM、後者はGoogle謹製アプリ群です。
TWRPでラクラク♪ |
↑文鎮化と隣り合わせだったシステム入れ替えも、コレのおかげでずいぶんラクに。今回もXDAから必要な2つのファイルを落としてきて、OS→APPの順にFlashするだけ。 |
あみん。 |
↑リブートして待つ。最初、ここで止まってしまったのですが、再度トライしたら進めました。同じ症状に陥ったら諸々Wipe試すよろしかと……。 |
無事ICS起動! |
↑Kindle fireは前面ボタンレス端末なので、ICSがやはり相性バツグンなんすね。 |
日本語ガ選ベマス |
↑日本語化も言語メニューから選ぶだけ。 |
ただし中華フォント |
↑私は雑誌編集者なのでアナタたちとは違うのでスグ気付きますが、凡人はいとへんで判断するがいい。 |
ストレージとして認識! |
↑当たり前のようですが、前バージョンのICS(Kindle fire向けの)は、ストレージとして認識できなかった。TWRPに頼ることなく、日本語フォントをラクラク転送。 |
すでにrooted |
↑カスタムROMはroot権限取得済みなので、余計な苦労せずに済みます。rootにアクセスできるファイラーなどを用い、Fontsフォルダーに日本語フォントをぶっ込みます。 |
パーミッションを変更 |
↑これも従来通りですが、ICSではこのあと“fallback_fonts.xml”を編集する必要があります。わからん人はツイッターで聞いてチョ。終わったら再起動します。 |
スクショが撮れるじゃん! |
↑言っておきますが、再起動しようして気付いたわけではありません。ICSの機能です。専門誌の副編ですもの、もちろん知ってました。画面をカメラで撮影したほうがレポートとして臨場感あると思い“あえて”やっていたの。これ以降スクショになっているのはナゼ? とか思わないで、オトナにはいろいろあるんです。 |
美しい日本語フォント |
↑いとへんで判断したらいいじゃない。 |
バージョン自慢 |
↑設定もオール日本語化。完璧な日本語端末といえます。 |
日本語入力は…… |
↑Google日本語入力などをインストールすればカンペキ。私はATOK入れました。 |
オッペン流カスタムだん |
↑あとは、マーケットからアレコレ落としてインスコするなりホーム編集すりゃカンペキっす。もち週アスPLUSアプリ、忘れずにネ☆ |
いじょ。カスタムROMでiPad化したfireをはるかにしのぐ快適さ。あと、すんげえバッテリーもつんですよfireって。7インチのICSタブレットとしても現状唯一無二……って勝手にやったワケですが。我が家ではギャラタブやARROWSさんの出番がめっきり減りました。ただ、Bluetooth、GPS、コンパスはおろかカメラ、加速度センサーも(ハードウェア的に)対応してございませんので、これらの機能がマストな方はリスキーではなくアスキーへお戻りください。
実用度かなり◎ |
↑まぁ、リスキーでやっている以上アレであるという認識でいていただきたいですが、ヒジョーにStableに進化しており、XDAに書かれているようにデイリーなユースも問題ないかと……いや問題あるんですが。価格からして、最新OSで遊べちゃう最強ガジェットであると言い切っても過言ではない、とアックン・オッペンハイマーは述べています。Amazonにはたいへん失礼であるが。 |
●関連リンク
IceCreamSandwich Development/Discussion Thread
↑XDAフォーラムの該当スレッド(英語)。
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