Huaweiは1/9(現地時間)、CES2012のカンファレンスにてグローバル向けのハイエンド端末となる『Ascend P1』および6.68ミリで世界最薄の『同 P1 S』を発表した。
P1とP1Sは基本的にまったく同じ仕様で、厚みだけが異なる(バッテリー容量も変更なし)。取材した限りでは、各国キャリアと話を進めているのは基本的にP1ベースで、現状P1Sについては「ここまで薄いものがつくれる」と見せるためのモデルになっている。とはいえ、スリムさを強調したデザインは、P1でも7.69ミリと十分に薄く、率直に言ってデザインもよくできている。
↑Galaxy S II(手前)と比較。S IIは8.9ミリで、P1より1ミリ強厚い。実際のサイズ感以上にエッジの取り方の妙でAscend P1のほうがスマートに見える。 |
ディスプレー | 4.3インチAMOLED(960×540ドット) |
チップ | OMAP4460(CPU Cortex-A9 1.5GHz DualCore、グラフィック SGX540) |
カメラ | リア:800万画素(Dual flash LED) フロント:130万画素 |
動画撮影 | リア:1080p、フロント:720p |
無線 | IEEE802.11b/g/n、Bluetooth3.0HS |
対応バンド | UMTS/HSPA+ 850/900/1700/1900/2100MHz UMTS 850/900/1900/2100MHz |
バッテリー | 1670mAh |
メモリー | 1GB RAM、4GB ROM |
センサー | 近接センサー、環境光センサー、加速度センサー、電子コンパス、ジャイロ |
インターフェース | HDMI、イヤホン |
本体カラー | メタリックブラック、セラミックホワイト、チェリーブロッサムピンクほか |
OS | Android4.0 Ice Creame Sandwich |
サイズ/重量 | 64.8(W)×7.69(D)×129(H)mm/重量未定 |
仕様は2012年、Android4.0時代に相応しい最新仕様で、SoCはOMAP4460(=プロセッサはCortex-A9の1.5GHz)。OMAP4はAndroid4.0の開発ベースになっているため、OSとの親和性の高さや、今後のバージョンアップなどに関しても有利だ。ディスプレー表面はコーニングのゴリラガラスを採用する。
会場で短時間触った限りだが、動作に不安なところはなく、かなりサクサク動く。画面はほぼAndroid 4.0そのままだが、これはまだ登場して間もないOSというこで致し方ないところだろう。おサイフなどの国内向け機能は別にして、グローバルスマホとしてはデザイン面でも十分満足いく仕上がりだ。
発売は、ヨーロッパ、アジア、北米、オーストラリア、中東、中国の地域で2012年4月から開始予定としている。日本での展開は未定だが、対応バンドからすると日本での発売は十分に可能。4月=春モデルでどこかのキャリアから発表になることを期待したい。
↑中央がHuawei DeviceのチェアマンでHuawei Technologiesのチーフストラテジー&マーケティングオフィサーのリチャード・ユ氏。 |
↑中央はチェリーブロッサムピンクで、この端末のみP1 Sとのこと(ブラックとイエローはP1)。見た目には、P1もP1Sもまったく違いがわからないほど。実際にもこういう色で、ピンクというよりはメタリックなあずき色という印象。ブラックは、カーボン調のテクスチャになっていた。 |
↑会場で展示してあった純正カバー。こういったものをメーカー自身が用意するのも、最近のデザインにこだわった端末ではトレンドだ。 |
↑システム設定画面を表示したところ。OSバージョンは4.0.1とある。 |
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