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ぜひセットで使うべき! 『レグザタブレット』と『レグザブルーレイ』の新モデルを徹底チェック!

2011年10月03日 23時37分更新

 東芝は幕張メッセで新製品発表会を開催。『レグザタブレット』の新モデル2機種と、BDレコーダーの『レグザブルーレイ』シリーズの新モデル4機種、そして4K2Kパネルを採用して裸眼立体視にも対応した55インチ液晶テレビ、『REGZA 55X3』を発表した。これら発表された新製品の詳しい仕様などについては、すでに掲載した別記事を参照してもらうとして、ここでは発表された新製品の中でも注目の存在である、レグザタブレット『AT700/35D』と『AT300/35D』の2機種と、レグザタブレットに録画番組や受信番組のネットワーク配信が行なえる、レグザブルーレイ新モデル『DBR-M190』と『DBR-M180』について、発表会で判明した細かな点などを紹介しよう。

 まず、レグザブルーレイ新モデル、『DBR-M190』と『DBR-M180』の2製品。この2製品は“レグザサーバー”という新たな呼び名がつけられていることからもわかるように、“レグザリンク・シェア”と呼ばれるサーバー機能を搭載している点が最大の特徴だ。レグザサーバーで録画しHDDに蓄積されている番組や、レグザサーバーで受信している生の番組を、ネットワーク経由でレグザタブレットに転送し、表示できるというもの。これによって、レコーダーを設置した場所以外でも録画番組やテレビ番組を楽しめるわけで、録画データの活用の幅が大きく広がることになる。

『レグザタブレット』『レグザブルーレイ』新モデル
レグザサーバー『DBR-M190』。レグザリンク・シェアに対応し、レグザタブレットを利用して、生のテレビ放送や録画番組をネットワーク経由で楽しめる。

 そして、レグザリンク・シェアを活用するのに不可欠となるのが、今回同時に発表されたレグザタブレット2製品だ。『AT700/35D』と『AT300/35D』は、レグザリンク・シェアに対応した2種類の専用アプリを搭載している。ひとつは、レグザサーバーで受信している生の番組を視聴できる『RZライブ』。もうひとつは、レグザサーバーで録画した番組を視聴できる『RZプレーヤー』だ。『RZライブ』では、現在放送されている番組がリストで表示され、その中から観たい番組をタップすると、レグザサーバーから映像が送信される。また、『RZプレーヤー』では、レグザサーバーで録画し保存されている番組が一覧表示され、その中から観たい番組をタップすると映像が送信される。送信されるデータが異なるだけで、操作性に関してはどちらも大きな違いはなかった。

 また、動作も比較的軽快。さすがに、観たい番組を選択すると瞬時に表示されるということはないが、選択して映像が表示されるまで数秒と、長時間待たされるという感覚はなかった。また、再生中のシーク操作も比較的スムーズで、プログレスバーで見たい位置を指定し、そこに映像が飛ぶまでの待ち時間も数秒だった。レグザサーバーを直接リモコンで操作し、接続したテレビで観ているような場合の瞬時のレスポンスというわけではないが、この程度ならイライラせずに番組を楽しめそうだ。

『レグザタブレット』『レグザブルーレイ』新モデル
10.1インチ液晶搭載の『REGZA Tablet AT700/35D』。薄さ約7.7ミリ、重量は約558グラムと非常に薄く軽い。実際に手にしても、あまりの軽さに驚きを感じるほどだ。
『レグザタブレット』『レグザブルーレイ』新モデル
7インチ液晶搭載の『REGZA Tablet AT300/35D』。形状は従来のレグザタブレットに近い。7インチ液晶ながら、表示解像度は1280×800ドットを実現。
『レグザタブレット』『レグザブルーレイ』新モデル
『AT300/35D』(左)と『AT700/35D』(右)の厚さを比べてみた。やはり『AT700/35D』の薄さが際立っている。
『レグザタブレット』『レグザブルーレイ』新モデル
サイズ比較。当然ながら『AT300/35D』のほうが圧倒的に小さい。
『レグザタブレット』『レグザブルーレイ』新モデル
『RZライブ』を利用して生の番組を表示している様子。左に表示されている番組一覧から見たいものをタップするだけでいい。
『レグザタブレット』『レグザブルーレイ』新モデル
こちらは、『RZプレーヤー』を使い、レグザサーバーで録画した番組を再生している様子。プログレスバーでの操作も待ち時間は数秒で、なかなか軽快に視聴できた。
『レグザタブレット』『レグザブルーレイ』新モデル
『RZプレーヤー』では、レグザサーバーで録画し保存されている番組が一覧表示されるので、その中から見たい番組を選択することになる。

 送信される映像のビットレートは4Mbps程度だそうで、ブロックノイズも少なく、サッカー中継などもかなりきれいな映像で楽しめた。
 ところで、この映像ビットレートは固定となっており、ネットワーク速度に応じて自動的にビットレートを調節する機能は盛り込まれていないそうだ。これは、レグザリンク・シェアが同一LAN内での視聴のみをサポートしているからだ。同一LAN内であれば、安定したネットワーク速度が確保されるため、わざわざビットレートを調節する機能を搭載する必要がないということだろう。この点からもわかるように、インターネット経由で接続してテレビや録画番組を再生することは不可能。これは、DTCP-IPが同一LAN内での配信のみのサポートとなるためだ。

 なお、双方のアプリとも、レグザAppsコネクトの新サービスとして発表されている、タグリストのシェア機能やTwitterとの連携などをサポート。単にレグザタブレットで生の番組や録画番組を楽しめるだけでなく、番組についてつぶやいたり、見ているシーンを全国のユーザーと共有するなど、さまざまな楽しみができるようになっている点はおもしろい。ただ、ソフトウェアキーボードを表示させると映像の大半が隠れてしまうので、Twitter連携を行なう場合にはBluetoothキーボードなどを用意した方がいいように感じた。

『レグザタブレット』『レグザブルーレイ』新モデル
Twitterと連携し、観ている番組の内容についてつぶやける。自動的に番組名などのハッシュタグを挿入する機能も用意。
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