週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

COMPUTEX TAIPEI 2011

NVIDIAの次世代Tegra『Kal-El』 性能はTegra2の5倍!!

2011年06月03日 02時44分更新

 NVIDIAは“TEGRA SUPER TABLETS/PHONES ”と題して、ブースの一角にTegra専用コーナーを設置。そこでは、次世代Tegra『Kal-El』による技術デモが行なわれていました。

ヘビーなゲームもサックサク

TegraKal-El

↑カプコンの『ロストプラネット2』をKal-El搭載のテスト機でデモンストレーション。本当にタブレット!? と思うくらいキレイでサクサク動いてます。

 Kal-El搭載機はタブレットが9月、スマートフォンは年末ごろ登場予定。この技術デモを見てしまうと、出たら即買い! と思ってしまいます。

 同ブースでは、Kal-El以外にもTegra2を搭載したタブレットやスマートフォンを展示。やはりこちらもゲームをメインにデモンストレーションが行なわれていました。Tegra2搭載機の性能もKal-Elのデモを見なければ、これで十分と思ってしまうレベルです。

薄い!速い!の『Galaxy 10.1』

TegraKal-El

↑iPad2に対抗できるのはこれしかないような気がします。それくらい薄くて、動作もサクサク。

中華ドロイドだって爆速

TegraKal-El

↑中国メーカーTianyu製のTegra2搭載スマホ『K-TOUCH W700』。驚くほどサクサクの操作感でストレスなし。

こんなに小さいTegra2のチップ

TegraKal-El

↑うしろの約2センチの台湾ドルよりも小さい、吹けば飛ぶようなサイズのTegra2チップ。

 タブレットでは、現在発売されているハイエンドモデルの多くがTegra2を採用しており、ほかのメーカーから一歩も二歩もリードしているといった感じのNVIDIA。そんなイケイケのNVIDIAのモバイル部門責任者マイケル・レイフィールド氏に、Tegraシリーズの秘密を直撃インタビューしてきました。

Galaxy Tab10.1がお気に入りのレイフィールド氏

TegraKal-El

 未発売のGalaxy Tab10.1を持参してきた同氏。べた褒めで、いたくお気に入りの様子でした。

―― Tegra2が絶好調のようですね

 現在6月末までに1000万個のTegra2チップが出荷される予定です。世界のトップ20の携帯ベンダーのうち、14社がTegraを使ったデバイスを販売している状況です。

3.1ならさらにパワフルに

TegraKal-El

↑同じハニカムでもバージョン3.0から3.1にアップするとマルチコアへの最適化が進み、 Tegra2は約30パーセントの性能アップになるとのこと。

―― Tegra3もすごくパワフルなプラットフォームのようですが?

 まだTegra3という名前になるかは決まってないですけどね(笑)。次世代Tegraの『Kal-El』はTegra2と比べて、CPUがデュアルコアからクアッドコアに、GPUは8コアから12コアにアップします。トータルすると、約5倍の性能アップになります。

―― 一気に5倍っすか!?

 2014年登場予定の『STARK』はTegra2の100倍の性能になる計画です。さらに、携帯用のベースバンドプロセッサーメーカーIcera社の買収も完了したので、同社の技術も取り入れていく予定です。動画性能だけでなく、通信機能でもほかのメーカーに引けを取らないプラットフォームに成長しますよ。

3年で100倍の性能に

TegraKal-El

↑2012年にはTegra2の10倍の性能となる『WAYNE』、そして2014年の『STARK』で100倍の性能を実現するとのこと。

 このインタビューの翌日行なわれたマイクロソフトの発表会では、ウィンドウズ8搭載タブレットのデモが行なわれました。このタブレットもプラットフォームは『Kal-El』とのこと。Tegraシリーズの快進撃はしばらく止まりそうにありません!

最新ガジェットがザクザク
COMPUTEX TAIPEI 2011最強特集

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります