NVIDIAは“TEGRA SUPER TABLETS/PHONES ”と題して、ブースの一角にTegra専用コーナーを設置。そこでは、次世代Tegra『Kal-El』による技術デモが行なわれていました。
ヘビーなゲームもサックサク
↑カプコンの『ロストプラネット2』をKal-El搭載のテスト機でデモンストレーション。本当にタブレット!? と思うくらいキレイでサクサク動いてます。
Kal-El搭載機はタブレットが9月、スマートフォンは年末ごろ登場予定。この技術デモを見てしまうと、出たら即買い! と思ってしまいます。
同ブースでは、Kal-El以外にもTegra2を搭載したタブレットやスマートフォンを展示。やはりこちらもゲームをメインにデモンストレーションが行なわれていました。Tegra2搭載機の性能もKal-Elのデモを見なければ、これで十分と思ってしまうレベルです。
薄い!速い!の『Galaxy 10.1』
↑iPad2に対抗できるのはこれしかないような気がします。それくらい薄くて、動作もサクサク。
中華ドロイドだって爆速
↑中国メーカーTianyu製のTegra2搭載スマホ『K-TOUCH W700』。驚くほどサクサクの操作感でストレスなし。
こんなに小さいTegra2のチップ
↑うしろの約2センチの台湾ドルよりも小さい、吹けば飛ぶようなサイズのTegra2チップ。
タブレットでは、現在発売されているハイエンドモデルの多くがTegra2を採用しており、ほかのメーカーから一歩も二歩もリードしているといった感じのNVIDIA。そんなイケイケのNVIDIAのモバイル部門責任者マイケル・レイフィールド氏に、Tegraシリーズの秘密を直撃インタビューしてきました。
Galaxy Tab10.1がお気に入りのレイフィールド氏
未発売のGalaxy Tab10.1を持参してきた同氏。べた褒めで、いたくお気に入りの様子でした。
―― Tegra2が絶好調のようですね
現在6月末までに1000万個のTegra2チップが出荷される予定です。世界のトップ20の携帯ベンダーのうち、14社がTegraを使ったデバイスを販売している状況です。
3.1ならさらにパワフルに
↑同じハニカムでもバージョン3.0から3.1にアップするとマルチコアへの最適化が進み、 Tegra2は約30パーセントの性能アップになるとのこと。
―― Tegra3もすごくパワフルなプラットフォームのようですが?
まだTegra3という名前になるかは決まってないですけどね(笑)。次世代Tegraの『Kal-El』はTegra2と比べて、CPUがデュアルコアからクアッドコアに、GPUは8コアから12コアにアップします。トータルすると、約5倍の性能アップになります。
―― 一気に5倍っすか!?
2014年登場予定の『STARK』はTegra2の100倍の性能になる計画です。さらに、携帯用のベースバンドプロセッサーメーカーIcera社の買収も完了したので、同社の技術も取り入れていく予定です。動画性能だけでなく、通信機能でもほかのメーカーに引けを取らないプラットフォームに成長しますよ。
3年で100倍の性能に
↑2012年にはTegra2の10倍の性能となる『WAYNE』、そして2014年の『STARK』で100倍の性能を実現するとのこと。
このインタビューの翌日行なわれたマイクロソフトの発表会では、ウィンドウズ8搭載タブレットのデモが行なわれました。このタブレットもプラットフォームは『Kal-El』とのこと。Tegraシリーズの快進撃はしばらく止まりそうにありません!
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