既報の通り、北海道札幌市にて開かれている第62回“さっぽろ雪まつり”にて、初音ミクをモチーフにした雪像(雪ミク)と氷像(氷ミク)が13日まで展示されている。
この時期に合わせて、札幌の地下鉄南北線すすきの駅近くにある商業施設“nORUBESA”(ノルベサ)を初音ミクがジャックする“SNOW MIKU for SAPPORO 2011”という企画が実施された(本日12日まで開催)。主にnORUBESAの2階を使って、グッズの販売や作品の展示を実施していた。
nORUBESAの入り口からして雪ミクのポスターで飾られている。
中央の吹き抜けを見上げると、至る所にポスターが!
物販スペースでは限定グッズを販売したこともあって、午前中から多くの人が詰め寄せて長蛇の列ができていた。スタッフによれば、開始時は少なく見積もっても1000人以上は並んでいたとのこと。年齢層は10~20代……という訳ではなくバラバラで、中年の方も並ばれていた。初音ミクの魅力に年は関係ない!?
編集部のスタッフもゲットしていた『ねんどろいど雪ミク 楽しい雪遊びエディション』(価格は4000円)。ちなみに11日の一番人気は、札幌市内の地下鉄やバスで使える『ウィズユーカード』(1000円)だった。
展示は、アートとテクノロジーが同居したバラエティー感あふれる内容だった。アート系で目立ったのは、“pixiv×Kaikai Kiki Gallery”と題したイラストの展示ブースだ。イラストコミュニケーションサービス『pixiv』から17人、現代美術画廊『カイカイキキ』からは20人が参加。初音ミクをテーマに描いたイラストが壁に飾られていた。
pixiv側はデジタルベース、カイカイキキ側はアナログベースで描いたイラストが、混ざって飾られていた。
サイズでいえばMr.×JNTさんの作品が“壁一面”でダントツに大きい。
12日午後には、同じスペースにてトークイベントも実施。カイカイキキ代表の村上隆氏は、「アーティストは作品の作り方は頭の中でシミュレーションしているんだけど、動機がないと作れない。だからこうしたイベントは動機になるのでいいですよね」と語っていた。
二階に上がってすぐの場所では、ライブペインティングデュオの“DOPPEL”が初音ミクの壁画を描いていた。キャンバスのサイズは、何と縦1.8×5.4メートル! それが2枚あるのでかなりインパクトがデカい。
館内の至るところにボーカロイドに関係する絵師さんの作品パネルが展示されていた。
初音ミクのペーパートイに“お絵描き”できるコーナーも用意。初日は100人ほどが参加したという。来場者の手によって描かれた“箱ミク”を飾るスペースも用意する。
ちなみに物販でも500円で販売していた。イラストは、“たこルカ”などで知られる三月八日さんが書き下ろした。
ペーパートイと似たデザインの“段ボールミク”も設置し、来場者に色を塗ってもらっていた。高さが約2メートル、横幅が3メートルという超巨大なサイズはインパクト大! 右はライブペイントを披露していたDOPPELが描いた段ボールミク。
フィギュアやドールも展示していた。
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