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雪ミク電車も登場した雪まつり! いよいよ明日には初音ミクの未来も占う(?)ビッグなトークイベント開催

2011年02月11日 21時00分更新

文● 広田稔 撮影●F岡 編集●Web担サカモト 

 先日お伝えした通り、7日から北海道・札幌市にて開催されている“さっぽろ雪まつり”にて、初音ミクの雪像、通称“雪ミク”の展示が始まっている。今年は初音ミクの氷像が新たに登場したり、商業施設“nORBESA”(ノルベサ)を初音ミクがジャックしたり、さらには11日から札幌市電の路面電車が初音ミクのイラストで飾られたりと、札幌全体が“みっくみく”にされている状況だ。

雪ミク電車
雪ミクでラッピングされた札幌市電の路面電車“雪ミク電車”は2月14日~3月26日に通常運行。

 
 そんな初音ミク関連のイベント中で見逃せないのが、ノルベサで12日の土曜日に開催される“想像の未来~クリエイトのこれから~”というトークショーだ。

SNOW MIKU for SAPPORO2011で語られる創造の未来

 何と言っても登壇するメンバーが豪華過ぎる! 初音ミクの販売元であるクリプトン・フューチャー・メディアからは、代表取締役社長の伊藤博之氏と、“彼女”の開発責任者である佐々木渉氏が参加。さらには世界規模で活躍する現代美術家、村上隆氏や、週アス総編集チョである福岡俊弘も登場する。ゲストは、経済産業省の三原龍太郎氏と、ピクシブ社長の片桐孝憲氏で、MCは鏡音リン・レンを演じた下田麻美さんが担当している。

  内容は、村上隆氏と、クリプトン・フューチャー・メディアがそれぞれコンテンツ業界で取り組んできた事例を紹介。さらに政府の“Cool Japan”戦略や、ネットで盛んなオリジナルネタを次々と翻案していく“n次創作”といったテーマについて参加者で議論する。

 このイベントは12月末、伊藤氏と村上氏がTwitterで会話を交わしたことがきっかけで実現したもの(関連記事)。たまたま機会があって“@”で言葉をやり取りしていたことを契機に、このような一大イベントまで発展するというのは、ネット時代を象徴するような現象だ。  

Togetter:村上隆@takashipom氏の大晦日ARTトーク;「日本芸術界における、芸術家のマインド覚醒のために、国や権利者は何をすべきなのか」・・・アニメ業界でのあきれた例、クールジャパン構想の腰砕けぶりを引き合いに出して・・・対談の果てに、彼らはある結論に達した

【トゥギャッター通信】第10回 「ボカロとソリティア社員」

 
しかも、これだけビッグネームが揃っているにも関わらず、入場料は無料と大盤振る舞い。北海道に住んでいたり、運良くさっぽろ雪まつりを訪れた人は、ぜひとも会場に訪れて、コンテンツビジネスの来し方行く末について交わされる熱い議論を目撃しておきたい。北海道以外に住んでいる人でも、イベントの様子はUSTREAMやニコニコ生放送を通じてネット中継されるので、興味のある人はぜひともチェックだ!

 
●トークショー会場のnORBESA(ノルベサ)はこちら!


より大きな地図で ミク雪像&ミク氷像の場所2011年:週アスPLUS を表示

●関連サイト

クリプトン | SNOW MIKU for SAPPORO2011

さっぽろ雪まつり

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