13時間ののちに到着したモンペリエ空港(ニームから約60km)は南国の空である。日本で想像していた南仏よりも、むしろラテンの国の趣と言った方がいいかもしれない。「ここで日本のアニメーションが人気?」という疑問はのちに雲散霧消することとなる。
とりあえず会場へ向かい主催者と初顔合わせ。挨拶もそこそこに済ませてブースの設営を行なう。
主催者のひとり、Vincent Laborde氏 |
Japanimesの会場となるのは、ニーム市のはずれにあるエキスポジション施設の Parc des expositions Nîmes。かなり大きな体育館といった規模である。
あらかじめ送った手描きの設計図 |
居酒屋の壁には手描きのメニューを貼り出した |
現地ではあらかじめ送っておいた設計図を元に資材が調達されている。とはいえ、こういうことでは往々にしてあるように「現場あわせ」がその常。あるものを利用して作業を進めていく。
1日かけて2つのブースが完成。“ペタコ屋”と日本文化紹介コーナーもその飾り付けを終えた。
日本紹介ブースの着物展示 |
鯉のぼりやお手玉などの和風アイテムをモビール風に展示 |
設営を終えて歓談する日仏協会の人々。左端が会長の小林コンブ靖枝氏。日仏文化交流の活動が評価されてフランスで勲章を授与された、と聞いた |
居酒屋は調味料類をあらかじめ日本から送っておいたので、生ものだけを現地で買って、イベント前日にその仕込み作業をする。
メニューは
・豚串焼き+ニンニク味噌(4本)
・ミニ海老かき揚げ(4個)
の2種。これとクラッカーにワサビマヨネーズを乗せたものを合わせて7ユーロで。
当日はこの写真より増量で提供した |
別途、中華食材店で仕入れた日本のビール3種も販売する。ちなみに日本酒は度数が高いため、会場での販売が禁じられていた。なお同地では、飲酒は16歳から許されているらしい。
かくして6月5日。Japanîmesが開幕した。
開門と同時に流れ込んだ人々で会場はあっというまに埋め尽くされる |
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