前回掲載したスペシャル動画【第三現場】はこちら!
■配信はオーケー でも地デジは……
わが家にはアナログ放送で録りためた大量の録画アーカイブがある! 連載の最終回はこれをオンデマンド配信し、あわよくば地デジ録画サーバーにも……という予定でいた。
↑地デジアンテナ工事に計測器なんて必要なし! 映るか否かの2択なので、お隣のアンテナの向きを参考にカンで微調整。でも鯖で使えないなんて(涙) |
改造のベースはこのマシン! |
『HP ProLiant ML115 G5』 直販価格:7万8750円 |
配信用ツールは難しい方法じゃなく、DLNA対応の無料ソフト『TVersity』がそのまま動いたので、これに決まり。録画フォルダーを登録するだけで、ほかのPCからウェブブラウザーで検索から視聴までオーケー。ネットブックでの再生も、コマ落ちせず問題なしだった。費用対効果は無限大だ!
さらにXbox360やPS3でも再生できるので大変便利。ヨメさんもムスメもそれぞれが使ってる機器で、好きなものが視聴でき大好評。お父さん株もストップ高である(笑)
TVersityのセットアップ |
http://tversity.com/ ↑選択した装置によってトランスコーダーが相手に合わせた形式のデータを送信する。 |
クライアント側はこんな感じ |
↑ウェブブラウザー上で動画リストの一覧が表示されるので、わかりやすい。 |
とはいえ、これからの時代は地デジ! いつまでもアナログ録画してる場合じゃない! ということで装置一式を購入……したのだが、これが大難航……というか全面的に失敗。
まず地デジアンテナだが、無線をたしなむオレにとって工事は簡単。サウンドカードも2000円の爆安品なのにすんなりセットアップできた。ちょっと手間取ったのはサーバーマネージャで“高音質なWindowsオーディオ ビデオ エクスペリエンス”を追加するぐらいだ。
が! 地デジチューナーのインストールでデバイスは認識されるも、最初に実行する自動チャンネルサーチがさっぱり動かない。メーカーのOS対応表を見てみると……。あれ? サーバーOSはアウトオブ眼中! メーカーさんに「ヘルプミー」と連絡するも「前例がないのでわかりません……」とのコト。今度はOS屋さんに聞いてみると、「たぶんダメでしょう」とバッサリ斬られてしまった。
サーバーで地デジ録画は、あまりにも時代の最先端を行き過ぎていたようだ。誰かサーバーOS用の地デジチューナー作ってプリーズ! 無念!
6回の連載もこれでおしまいだが、激安サーバーだって遊びどころ満載。地デジサーバー化も残っているので、まだまだ楽しませてくれそうだぜ!
筆者紹介 ── 萌えテクニカルライター 藤山哲人
心の翼が折れそうになったけどお父さんはガンバル! 全国のお父さんも不況や家族の文句にも耐えてガンバレ~!
次回よりスモールオフィス編スタート! こちら↓から!
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