秋葉原の福袋、2006～2019年までの過去14年間を振り返る

　2014年にヨドバシカメラで1万円で買った「バラエティ家電の夢」には、当時爆発的に売れていた布団クリーナー「レイコップ」が入っていた。人気商品をすかさず福袋に入れてくるあたりは、さすがは大手家電量販店と言わざるを得ない。

布団クリーナー「レイコップ」が入っていた2014年のヨドバシカメラ「バラエティ家電の夢」。隣りには、バナナなどでおなじみのDole製のスムージーメーカー「yonanasu」が見える

　PC DIY SHOP FreeTで購入した「2013年新春福袋」も大当たりだった。1万5000円と、PCパーツの福袋としてはわりと高額なのだが、手渡された袋は小さく、そして非常に軽い……。今まで経験したことにない軽さに、不安がよぎった取材班だが、開けてびっくり。実売8980円前後のインテル製SSDと実売1万980円前後のDSP版「Windows 8 64bit」が入っていたのだ。PCパーツショップらしい福袋の中身に、取材班一同、笑みがこぼれた。

PC DIY SHOP FreeTの「2013年新春福袋」。入っていたのはたったの2点。だがしかし、これは大当たりだ！

　2012年に1万円で購入したZOA秋葉原本店の「Blu-rayドライブ福袋」。メインのBDドライブは、書き込みが6倍まで対応のバッファロー「BR-PX68U2-BK」（実売価格1万円前後）。ノートPCのデータバックアップ以外にも、持ち運び用としても使える薄型モデル。実売と福袋の価格が同等なので、超お買得とはいかないまでも、納得できる内容だった。

ZOA秋葉原本店の「Blu-rayドライブ福袋」。袋の中から出てきたのは、ドライブ、メディアと謎の白い箱。白い箱の中身はLEDライトだった

　2009年には、ヨドバシカメラ「デジタルオーディオの夢SUPER!」（1万円）で、驚くべき中身に遭遇した。なんと「iPod nano」が入っていたのだ。しかもiTunesカード3000円分と製品サポート＆サービスの「Apple Care」付きだ。Apple Store以外の福袋で、Apple製品が入っているとは予想外だった。

ヨドバシカメラ「デジタルオーディオの夢SUPER!」。Apple Store以外の福袋で、Apple製品が入っているとは！

「iPod nano」とご対面

　2009年に度肝を抜かれた福袋はもう1つある。あきばんぐの「福袋」（5000円）だ。あきばんぐといえば、不幸袋のほうが目立つショップ。不幸が名物のお店の「福袋」に福が入っているとは考えにくい。あまり期待していなかったのだが、意外にもお宝といえるものが入っていた。

あきばんぐの「2009年福袋」出てきたお宝の数々は「おっ！」と思わせる逸品から、ビミョ～なものまでさまざまだ

注目はDivX対応のDVDプレーヤー。まさかこんなものが入っているとは思ってもいなかった。さらにパイオニア製の記録型DVDドライブ「DVR-116D」のバルク品も！　5000円でこれはお買い得！

　2008年、ラオックス本店で買った3000円の福袋も、取材班の心にしっかりと残っている。レジで「3000円の福袋ください」と言って出てきたのは予想外のものだった。紙袋を手渡されるだけだろうと思っていたら、紙袋のほかに大きな箱をドスンと目の前に置かれたのだ。

　箱を見るとどうやらHP製のインクジェットプリンターのようだ。なにかの間違いではないかと思い店員に尋ねると、紙袋とこのプリンターのセットで3000円なのだという。これは福袋取材班史上最大のサプライズとなった！　3000円でインクジェットプリンターが買えてしまったのだ。

ラオックス本店で買ったのはこの3000円の福袋。これだけだろうと思いきや……

なにやらプリンターらしき箱も手渡された!!

袋から出てきたのは8倍速対応のDVD-Rメディア10枚パックのみ。箱のほうはHPのインクジェットプリンター「Deskjet D4160」だった。なんとインク代より安いじゃないか、このプリンター!!