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秋葉原の福袋、2006~2019年までの過去14年間を振り返る

2019年12月31日 20時00分更新

 2014年に出会ったゲーマーズの「美少女まるだし袋」は、“まるだし”という言葉に釣られて3000円で購入してしまった、実に悔やまれる福袋だ。

 開封後、真っ先に全員が確認したのは“まるだし”。――何も出ていない。というか、むしろ通常の福袋よりもガッチリ洋服を着込んでいるイラストのグッズが多い。内容物としては美少女ゲーム作品オンリーで揃えられているし、事前の店員さんの説明でもそう言っていた。我々が勝手にまるだしというキーワードをムクムクと膨らませていただけだったという。

ゲーマーズの福袋「美少女まるだし袋」。一体いつから「まるだし=ポロリ」だと錯覚していた? 通常の福袋よりもガッチリ洋服を着込んでいるイラストのグッズが多いことに虚しさを感じてしまう

 今はなきお店クレバリー。クレバリーといえば名物の不幸袋。というわけで購入した「帰ってきた“不幸袋 in 2012”」。2012年ということで価格も2012円。一番重いものを購入してみたが、中から出てきたのは中古の電源ユニットとアース付きのプラグが14個。まさに不幸!

なぞの巨大な電源。仕様の部分を見たところ、850Wの通常電源。稼働するかどうかは不明。ケーブルの被覆を見るかぎり、元々はそれなりの値段で販売されていた商品だと思うが、いかんせん中古……

大量に入っていた3Pプラグを2Pに変換するアース付きのプラグ。14個。定価が472円なので、14個入っていればお得と言える。14個も必要ないが

 クレバリーでは、2010年にも不幸箱を購入している。それが「不幸箱 in 2010 “不況箱”」だ。200個限定販売ということで、開店前からベルサール秋葉原まで行列ができていた。当時は、それほどクレバリーの不幸箱は人気があったということだ。

箱のサイズからして、なんだかいっぱい入っていそうでお徳感が漂うが、開けてビックリ! なんじゃこりゃ~スカスカじゃないか!

 スカスカの箱の中身は、各種ソフトウェアとCPU。冬のソナタ日本語字幕版を全話収録したmicroSDカード(2GB)が当たりに思えるが、ソフトバンクのガラケーでしか視聴できない残念仕様。裸で転がっているCPUは「Sempron 2800+」。低消費電力なのはいいが、いかんせん古すぎて当時でも対応マザーボードを探すのが至難の業。予想を裏切らない不幸感がたまらない逸品だ。

箱の大きさと中身の量にギャップがありすぎる。中身も家電量販店のワゴンセール詰め合わせ状態

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