入れるだけでゲームが優先的にダウンロード
microSDカードスロットはSwitchの裏面にあるスタンドの下にある。microSDカードを挿す時は本体の電源を切ってから行なおう。なお、電源を切らなかった場合は再起動が促される。
裏面のスタンドを上げると、microSDカードスロットが現われる
microSDカードを挿して電源を入れたら、あとは特に設定する必要はない。ゲームをダウンロードすると、優先的にmicroSDカードへ保存される。セーブデータや更新データの一部は本体保存メモリーに保存され、画面キャプチャーや動画は設定からどちらに保存するかを指定できる。ゆえに、どうしても本体保存メモリーへゲームを保存したいという場合は一旦microSDカードを外して、ゲームをダウンロードする必要がある。
キャプチャーした画像と動画は、設定から保存先を選択できる
また、ゲームは設定からいつでも削除できる。容量も確認できるので、本体保存メモリーやmicroSDカードの容量が逼迫してきたら、ゲームを整理すればいい。一旦削除しても、またダウンロードすればプレイできるので安心していい。
ゲームを削除する方法は2通りあり、1つは画面上にはゲームが残る「データの整理」。もう1つは、セーブデータ以外は完全に削除する「ソフトの消去」だ。データの整理だと画面にゲームアイコンが残り、選択するとダウンロードするか聞いてくるので、その都度ストアへ行ってゲームを探す必要がない。また、あとで遊びたくなった時にラクだ
気になるゲームロード時間をチェック
さて、microSDカードで容量が増えることは良いが、本体保存メモリーと比べてゲームのロード時間はどのくらい変わるのか気になるところ。そこで、ゲームの保存先を本体保存メモリーとEVO Plusとで比較してみた。検証したのは以下の3つのゲームだ。
「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」
「スプラトゥーン2」
「荒野行動」
なお、いずれもストップウォッチによる手動計測で、3回計測の平均値を出している。
まずは「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」。15GB以上必要なSwitchのゲームの中では比較的大容量なタイトルだ。ゲームの起動時間のほか、大乱闘の通常戦でステージと自キャラを選択してから開始するまでのゲームスタート時間を計測した。
「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」での速度比較
ゲーム起動時間は2秒ほど遅いが、ゲームロード時間は変わらないという結果となった。特に対戦するたびに発生するゲームロード時間がほぼ変わらないことは、ゲームプレイにほぼ支障がないことを示している。これならほとんど本体保存メモリーと遜色なく遊べるはずだ。
続いて、「スプラトゥーン2」。こちらはゲーム起動時間と、対戦ではなくタコとの戦いであるヒーローモードに入る際のゲームロード時間を計測した。
「スプラトゥーン2」での速度比較
やはりゲーム起動時間は3秒ほど遅かったが、ゲームロード時間は逆に2秒ほど速いという意外な結果となった。ヒーローモードはゲームの読み込みがステージを進んでいくごとに発生するので、EVO Plusにゲームを保存したほうが良いかもしれない。
最後は「荒野行動」だ。こちらはゲーム起動時間と、ログイン画面からメイン画面になる時間。そして、マッチングからロビーが表示されるまでの時間の3通りを計測している。
「荒野行動」での速度比較
結果はゲームの起動時間とログイン時間が僅差、ゲームロード時間は若干遅かった。ただし、ログイン時間とゲームロード時間はサーバーとのやり取りが発生するため、サーバーの負荷によって結構ばらつきが出る。特にマッチングは顕著で、ロード時間が40秒近くかかることもあった。なお、今回は平均ではなく、あまりに時間のかかった結果は排除している。
このように、本体保存メモリーとEVO Plusの速度はそれほど遜色なく、快適にプレイできるとわかった。これからSwitchを購入するなら、microSDカード同時購入キャンペーンで合わせ買いすることを強くオススメしたい。もちろん、容量は128GB以上だ。
また、先述の通り、microSDカードはよく調べないで購入すると速度が遅かったり、品質が悪かったりと後悔することになる。安易に安価なものを選ばず、高品質で速度も速く、Switchでの動作確認もされて安心して使えるSamsung microSDカード EVO Plusを購入するのが最善だ。
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