Windows 7はもう10年選手、Windows 10へ移行すべき
そもそも、Windows 7が登場したのは2009年10月22日。かれこれ10年以上経っていることになる。2012年10月にはWindows 8、翌年にはWindows 8.1が登場したが、スタートメニューが廃止されたことで、UIへの不満からかWindows 7からの移行が進まず、企業の多くがWindows 7を長く利用することになってしまった。
2015年にWindows 10が登場し、ようやくUI問題は払拭されたが、その間にマシンリプレイスを行い、Windows 7を再び導入した企業も少なくなく、Windows 8のときほどではないものの、やはり即移行というわけにはいかなかった。
そして数年経ってOSも安定し、Windows 7で使っていた作業環境もWindows 10へ移行できると確認できた企業から、順次マシンリプレイスを開始し延長サポート終了までにWindows 10への移行完了を目指しているところが多い。
Windows XPが延長サポート終了するときにも、早く移行しようと口が酸っぱくなるほど叫ばれていたが、サポートが終了するということは、不具合が生じてもサポートしてくれないというだけでなく、脆弱性が発見されたとしても、それを改善することをしないということ。つまり、セキュリティーホールが開いたままの状態となり、ウイルスやマルウェアなど、悪意のある人たちによって攻撃されても防げなくなる。機密情報が漏れるようなことがあれば、信頼が失われかねない。それは、企業や個人事業主にとって大打撃なことである。
一部セキュリティー対策ソフトは、延長サポートが終了してもしばらくサポートすることを表明し、これにより外部からの攻撃を防いでくれるかもしれない。とは言え、いつまでサポートするかはわからない。需要が少なくなれば即打ち切られることもあるだろう。また、そのためにセキュリティー対策ソフトを乗り換えるというのもナンセンスな話だ。
では、どうすればいいのだろうか。Windows 7マシンがどのくらいあり、予算がどれだけ取れるかにもよるかもしれないが、手は2つある。1つは、Windows 10のOSを購入してアップグレードする方法、もう1つが、新規にWindows 10マシンを購入することである。
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