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大型狭額縁か、輝くOLEDか、それが問題なのだっ

Razer Blade 2019夏モデル 実機レビュー=あこがれの有機EL搭載15と大型液晶17どっちを買うか考えてみたっ!!

2019年08月30日 11時00分更新

文● みやのプロ(@E_Minazou)写真:高橋智
提供: Razer

いつも優等生なRazerくんが
ついにFireStrikeで19000超え!!

 さて、おなじみのベンチマークテストもしてみました.試用機はPro17もBlade 15もi7-9750HとRTX2080Max-Qを搭載したモデルです.RazerSynapseのパフォーマンス設定で「カスタム」にしてCPU/GPUともに「高」として実施しました.

 まずおなじみのCinebenchのCPU値ですが、Pro17ではいきなり1248が出ました.Blade15春モデル=i7-8750H搭載では1076でしたから16%の性能向上ですね.新Blade15のOLEDは1205でこちらは12%の向上になっています.

 3DMarkのFiraStrikeではPro17が19218、新Blade15が17286、TimeSpyではPro17は8552を、Blade15が7476を叩き出しました.1世代前の春モデルのBlade15では16598と6848でしたから、Pro17では15~25%、新Blade15では4~9%、向上しています.GPUは新モデルではともにRTX2080Max-Qですから、Pro17は冷却性能が向上し、CPU/GPUが「より回っている」ようです.  レイトレーシングのPortRoyalは前モデルの4305から新Blade15では4488、Pro17では4948といつに5000台がみえてきました.

こちら17型の内部.銅色のベイパーチャンバーは15型と同様に内部に液体によって効率よく熱を交換する.

M.2スロットが2基搭載されており、1基は空なのでユーザーの増設が可能だ.

有機ELは輝度設定で
バッテリーの持ちが大きく変わる

 バッテリーベンチはRazerSynapseの速度は「バランス」の「自動」で、輝度最高で実行しました.

 バッテリー搭載容量70WhのPro17は、3時間14分稼働しました.大型液晶を搭載している割にはなかなか省エネが効いています.

こちら15型は内部構造も変わらない.

 Blade15の4KOLEDも同条件で輝度最高で実行したところ、2時間30分稼働しました.先述のとおりバッテリー容量は80Whありますから、高輝度のわりには長く稼働しました.

 試しにOLEDの輝度を50%にして実施したところ、4時間15分と約110分も伸びまし.いかにOLEDが電力を消費するかよくわかりますね.通常は(まぶしいので普通の人は普通に実行すると思いますが)50~70%で十分活用できます.

 おじさんは液晶は常に100%で使う人なのですが、さすがにこのOLEDでは下げて使うほど明るいです.

 バッテリーのチャージ能力はPro70が50%までがちょうど30分、70%までが45分、90%までが60分と、利用上まったく不満がない高速チャージです.新Blade15の充電時間も同じ設定で50%までが34分、70%までが49分、90%までが65分とほぼ同じ結果でした.230W出力の強力なACアダプターの威力ですね.

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