週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

大型狭額縁か、輝くOLEDか、それが問題なのだっ

Razer Blade 2019夏モデル 実機レビュー=あこがれの有機EL搭載15と大型液晶17どっちを買うか考えてみたっ!!

2019年08月30日 11時00分更新

文● みやのプロ(@E_Minazou)写真:高橋智
提供: Razer

 はい、6年間Razer Bladeを買い続けている男みやのです.(手前味噌ながら)昨年はアスキーさまには「ベストバイ・アワード」の「グランプリ」つまり「年間最強PC」に選んでいただきまして、ありがとうございました.

 ゲーミングノートを「超クール」つまり「超カッコ」よくて「超高速」な世界に導いてきたRazerが、7月に2019夏モデルとして全体ラインアップを強化しました.

 もちろん毎年新モデルを買わないと気がすまないおじさんとしては、悩んだあげく、Razerからマシンを借りてさわりまくってみましたのでお伝えしましょう.

はたして15と17どっちを買えばいいのか!?

6年も前に
ゲーミングノートをスリム&クールにしたのは
Razerなのである

 復習で恐縮ですが、重厚長大こそがゲーミングノートのスタイルだった2013年、米国に突然登場したのがRazer Bladeです.14型液晶にi7-4702HQという当時のモバイル最上位CPUとGPU(GeForce GTX765)を搭載しながら、本体の厚みは16.8ミリで、重さは1.88キロと、今まわりを見渡しても魅力的なスペックで登場したのです.おじさんにとっても、あまりにも衝撃的だったので、即直輸入して記事を書きまくったのであります.

 そのあと、2017年まで、Razer Bladeは基本デザインは同じまま、毎年CPUとGPUを最新のものにアップデートしてきました.そしてついに2018年、完全モデルチェンジを果たして,15.6インチの狭額縁液晶を搭載し、さらに超フラット&スリムすなはち、モノリス型ソリッドデザインとして、またしても私たちのココロを鷲掴みにし、見事アスキーの年間グランプリに輝いたわけです.

 そして、今回の2019年モデルでは、17型モデルもフルフラット&狭額縁デザインで登場しました.

左が15型で右が17型でスクエアなモノリスデザインは統一されている.

最新Razer Bladeは
3シリーズ5モデルもあって
迷いますよね~?

 復習ついでに、いま販売されているBladeシリーズをチェックしておきましょう.ボディとしてはご存じのとおり13型と15型と17型の3シリーズです.下記の「☆」のマシンが今回発表となった新モデルです.

特記していない限り、メインメモリは16GBでストレージは512GBです.

Blade Stealth 13
i7-8565U
☆4Kタッチ/MX150
○フルHD/内蔵グラフィックス/256GB
○フルHD/MX150/256GB

今回発表となったStealth 13の4K液晶タッチモデル

 ご存じのとおり、Blade Stealth 13は、スリム型の軽量モデルで、元々はインテルCPUの内蔵グラフィックのみ搭載していたのですが、2019年2月にGeForce MX150を内蔵した「グラフィックスモデル」が登場してパワーアップしました.さらに今回、タッチ対応の4K液晶を搭載し、ストレージも256GBから512GBへと増強されました.

 もちろん従来どおり、サンダーボルト3対応のタイプC端子を搭載しており、Razer Core X Chromaなどの外部グラフィックボックスでRTXを接続し、最強化することがでます.

Blade 15 ベースモデル
i7-9750H
☆フルHD144Hz/RTX2060/512GB+2.5インチスロット
i7-8750H
○フルHD60Hz/GTX1060/256GB+2TBHDD

Blade 15 アドバンストモデル
i7-9750H
☆4K有機EL60Hz/RTX2080 Max-Q
☆フルHD240Hz/RTX2070Max-Q
☆フルHD240Hz/RTX2080Max-Q

i7-8750H
○フルHD144Hz/RTX2060
○フルHD144Hz/RTX2070Max-Q
○フルHD144Hz/RTX2080Max-Q

Blade 15のメダマはやはり有機ELディスプレイなのだ.

 Blade 15はまさにRazerの歴史ともいえる中心モデルで、2013年以来14型だったものが、2018年5月にフルモデルチェンジしてよりエッジの効いたフラット&ソリッドな今のデザインとなり、ディスプレイも15型の狭額縁で最新化されました.

 さらに2018年の10月には上位の「アドバンストモデル」と、クリエイター向けにストレージを増量した「ベースモデル」の2つに分かれました.

 今回のモデルチェンジでは、ともにCPUが第9世代のi7-9750Hとなり、ベースモデルでは最新のRTX2060が選択可能となっております.ちなみにベースモデルは有線LAN端子を内蔵し、キーボードのバックライト(RazerChroma)は1キー単位ではなくキーボード全体での色指定となっています.

 フラッグシップであるBlade15 アドバンストモデルは、CPUの向上とともに、フルHD液晶ディスプレイは240Hz駆動になり、また、新たに4Kの有機ELタッチ対応ディスプレイも選択できるようになりました.WiFi6を積んだのも高速マニアにはとてもうれしいですね.

Blade Pro 17
i7-9750H
☆フルHD144Hz/RTX2060
☆フルHD144Hz/RTX2080 Max-Q

狭額縁の17型もスリムデザインでカッコイイですね~

 Blade15と同じスリックデザインになった17型モデルは「Blade Pro 17」という名称になり、CPUは第9世代のi7-9750Hで、GPUはGeForce RTX2060とRTX2080Max-Qを選べます.ストレージは512GBを搭載していますが、M.2スロットを2つ搭載していて、1つが空いているので、ユーザーが増設することもできます.最大2+2の4TB構成が可能となるわけですね.

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう