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フローズンの味が「いちご」や「メロン」とMR+匂いで変わる「Tasted VR」を体験!

2019年07月30日 22時30分更新

 匂いの出るVR用デバイス「VAQSO VR」を手掛けるVAQSO Inc.(以下VAQSO)はORENDAと世界初フローズンの味が変わるVR「Tasted VR」を共同開発し、その発表会を都内にて行なった。

 発表会ではまずVAQSOのCEOである川口健太郎氏が登壇、その後ORENDAの取締役である塩谷氏が登壇し、VAQSO VRと今回発表した「Tasted VR」の概要を説明した。

左がVAQSOのCEO 川口健太郎氏、右がORENDAの取締役 塩谷氏

お詫びと訂正:掲載当初、ORENDAの登壇者を代表取締役の澁谷氏と誤って記載しておりました。正しくは取締役の塩谷氏でした。該当部分を訂正すると共にお詫び申し上げます。(2019年7月31日)

 VAQSO VRは、これまでも東京ゲームショウや海外のイベントなど、いろんなイベントに出展。既にデベロッパーズキットを999ドルで販売している。

 川口氏によると、今年の秋には量産モデルをデベロッパーズキットよりも安価で販売する予定とのこと。

VAQSO VRは5種類の匂いのカートリッジを備え、映像のシチュエーションに合わせて匂いを出す

VAQSO VRは、VRヘッドセットの下部に取り付けて使用する

 VAQSOの考える仮想現実をよりリアルに近づける方法は、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚があり、今回は味覚にフォーカスを当て、味覚を再現する研究を続けてきたとのこと。

 舌で感じられる味は「甘い」「辛い」「酸い(すっぱい)」「苦い」「塩辛い」の「五味」。「Tasted VR」は、その五味で作られたベースの食材(飲料)に、味覚の90%を占める風味を加えて味を再現するという。

 そこで、CGを得意とするORENDAの協力を得て、「Tasted VR」を実現。五味で作られたフラットな味のフローズンを持ち、VRヘッドマウントディスプレー(HMD)を装着。

 そのVRHMDの前に小型のカメラを取り付けて、現実の映像をVRHMD内に映し出して、CGと合成したフローズンを映し出す。

発表会では、VRHMDがHTCの「VIVE Pro」。小型カメラはSTEREO LABSの「ZED Mini」を使用していた

 いわゆるMixed Reality(MR)で、現実のフローズンをCGで加工する。そこに、VAQSO VRの匂いを加えることで、いろんな味を再現するという。

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