はまぐり以外の料理もおいしくて困っちゃう
・「マグロの中落ち」880円~(時価)
はまぐりと並ぶ名物がこちら。「マグロの中落ち」。中落ち部分をカットした大胆な一品。はまぐり専門店ならではのウィットとして、身をこそぐ道具にはまぐりを使用します。へえ~、はまぐりが匙がわりなんて、はじめて。
はまぐりで丁寧にマグロの身をすくっていただきました! 身がびっしりついていたためなかなか大変な作業に。苦労したというのもあって、別格のおいしさでしたよ。中落ち部分は、いわゆる“ねぎとろ”。骨に近い旨みが詰まった部分を味わえます。
片面を食べ終えたら裏っかえしにして、もう片面も楽しめます。最初は生の状態で提供されましたが、このタイミングで味に変化をと、店員さんがバーナーで炙ってくれました。
炙ったマグロは脂が溶け出てきてこれもまた最高です。夢中で食べちゃいました!
・「はまぐり出汁のだしまき玉子」580円
はまぐりのお出汁を入れて焼き上げたという玉子焼き。まるで焼き菓子のようななめらかで美しい見た目に感動してしまいました。店主の八子さんにしか焼けない、という職人技の一品だそうです。
箸で割っていただくと、はまぐりの出汁がじゅわっと染み出て、玉子の優しい味と一緒に広がります。染み入るお味。はまぐりの旨みをたっぷり感じられて、もしかしてこのだしまきは、はまぐり以上にはまぐりなのかも。わかりづらいですよね、私は何を言っているのでしょう。でも、そんなことを言いたくなるくらい、絶品でした。
・「はまぐりと青のりのマカロニグラタン」680円
アツアツのマカロニグラタンの中には、大粒のはまぐりが入っています。
グラタンのクリーミーなおいしさと、はまぐりの優しい味を楽しめます。クリームソースに負けないくらい、はまぐりの出汁が感じられるのが妙。青のりの磯の香りがアクセントになっています。はまぐり専門店ならではの洋食アレンジ。
・「鶏のからあげ」530円
居酒屋の定番、鶏のからあげもありますよ。大粒、ジューシーに仕上がっていました。レモンサワーが進みます。
はまぐりだけではなく一品料理も満喫しましたよ。ごちそうさまでした!
はまぐりの楽園や~!!
中目黒クオリティのレサワもおいしい
年間とおして、おいしいはまぐりが食べられる「はまぐり屋 串左衛門」。貝が好き、その中でも特にはまぐりが好き、という人には楽園のような店舗です。客単価は4000~5000円程度。職場の飲み会や友人との集りで利用するのはいかがでしょう。
また、実際行ってみると、はまぐり以外の料理も充実していてうれしい驚き。はまぐりは飽きないと書きましたが、もし飽きてしまっても他の料理で満たされるかと(笑)。はまぐりの殻で食べる「マグロの中落ち」は、見た目のインパクトだけではなく、骨のまわりの旨みが凝縮した部分だからこそ、至福の味わい。はまぐりの出汁をつかった玉子焼きはやさしいお味でほっこりしました。
レモンサワーがとてもおいしくて進んでしまうのも魅力。余談ですが、中目黒というとレモンサワーの街。レモンサワー発祥の店として知られる「もつ焼き ばん」の本店がある他、レモンサワー好きで有名なEXILEのメンバーが度々レモンサワーを飲みつくしているのも中目黒と言われています。
そんな街だからレモンサワーを頼むお客さんは多いそうで、店にとっても看板メニューのひとつ。キンキンに冷えたアルミタンブラーで提供されるとろレモンサワーはスカッと飲めて最高でした~。焼きはまわんこ同様に、レモンサワーわんこのごとく飲んでしまいました。串左衛門では他にホッピーなどもおいていました。大衆的な雰囲気でステキ。みなさんはくれぐれも飲みすぎに注意。ヒパヒパ!
●店舗情報
「はまぐり屋 串左衛門」
住所:東京都目黒区上目黒3-9-5 プラージュ メグロ 1階
営業時間:18時~翌3時
定休日:不定休(日曜営業)
関連サイト:ぐるなび(公式)
※本記事の価格表記は「税抜」です。
ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、レモンサワー、ホッピー、アルコール全般が大好き。お酒に合う塩分高めの食事も。
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