人気作の続編は2Dスクロールから3D TPSに
Steamおすすめゲーム「Risk of Rain 2」加速する難易度を乗りこなすローグライクTPS
過去の記事でも紹介したことがある「Tangledeep」というゲームのジャンルでもあるローグライクは、日本でも馴染みが深いジャンルである。目指す先はプレイヤーによっては違えども、ひたすらランダムで生成されるダンジョンに潜り続けるのである。
第98回は時間経過と共に難易度が加速していく3D TPS+ローグライクの「Risk of Rain 2」を紹介する。
本作品は日本語字幕に対応している。細かい操作は記事中で紹介するが、ゲームコントローラーかマウスとキーボードどちらかを使うかはプレイヤーの好みとなるだろう。本記事内ではキーボードとマウスでの表記に統一している。
また、記事執筆の時期もあり英語表記と日本語のスクリーンショットが混在していることをご了承いただきたい。
熾烈を極める猛攻を生き延びろ
本作品は約5年前に発売された「Risk of Rain」のナンバリング続編である。キャラクターや敵の設定、目的もほぼ変わっていない。しかしながら2Dでスクロール式のアクションゲームだった前作から3DのTPSへと様変わりしている。
両作品ともストーリーはあるのだが、ゲーム中に特に触れられることもないので軽く紹介すると、宇宙船の墜落により不時着した先は凶悪な生物が闊歩する未知の星であった。凶悪な生物を狩りながら金を稼ぎ、生き残り続けなければならないというのが本作品のストーリーであり、流れである。
キャラクターは「WASD」で移動可能で、マウスで狙いを付けて各種攻撃を行う。基本攻撃は左クリックとなっているが、操作キャラクター毎にアビリティもあり状況に合わせて使い分けることになる。
初期状態でのキャラクターはコマンドのみ選択可能だが、条件を満たすことで他のキャラクターも解禁される。後述するが、実績と各種解禁が使用条件と密接に結びついており、ローグライクというジャンルと相まって何度もプレイできるゲーム性となっている。
というのも本作品は同じ効果のアイテムを重ねて積み上げることでキャラクターをどんどん強化するスタイルとなっている。アイテムを重複して積み上げていくことで熾烈を極める猛攻に対して対応できるようになっていく。攻撃速度が上がるといったアイテムから敵を倒した際に炎上するといった効果のアイテムまで数多く存在している。アイテム自体も条件を満たすことで更にゲーム中に取得可能なアイテムが解禁される。
ローグライクである本作品はテレポーターを利用し、どんどんと次のマップへ進んでいく必要がある。一つのマップに停留する意味はなく敵のレベルだけ上がっていくことになってしまうため新しいアイテムを得るためにも次に進まなければならない。だが、テレポーターを起動するとマップボスとの戦いを避けられずボス戦へと移行する。
ボス戦に移行するとマップ上のコンテナなどはボス戦が終了するまで一切開けられなくなる。また、ボス戦ではテレポーターが完全に起動するためには決められた範囲内で戦闘せねばならず、ボスをただ倒すだけではテレポーターの起動を待つ羽目になってしまう。無事ボスを倒すことができれば確実にアイテムをドロップするため、ボス戦自体には意味が無いわけではない。
4人で遊べば楽しさも加熱する
シングルモードとマルチプレイヤーモードがあり、マルチプレイであれば4人までプレイ可能となっている。自動マッチング機能もあるが、フレンドを誘って手軽にプレイできるようにもなっている。
だが、本作品はシングルではもちろんのことマルチでも気を抜くと簡単に死んでしまう。敵の猛攻もそうだが、時間経過と共に上がっていく難易度は気がついたときには何十体もの数の敵が沸くようになり、あっというまにゲームオーバーとなってしまう。
ゲームオーバー時にはスコアと共にその時のプレイ時に獲得した実績などが結果として表示される。この実績がアイテムやキャラクターと連動しており、次回のプレイ時から解禁されていく。
まだアーリーアクセスであるが、熾烈な難易度を生き残るためにアイテムを積み上げ、マップを縦横無尽に駆け回るという、そのスタイルはまさに前作でもある「Risk of rain」の大きな特徴を踏襲しているといっていいだろう。気づけばマップを敵が埋め尽くし、それに対して積み上げたアイテムで斬滅するカタルシスに快感を覚えたとき、本作品の魅力をあなたは感じることだろう。
あと一回、スコアを更新するためにもう一回・・・本作品の持つカタルシスは一度知ってしまうと中々逃げられる物ではない。是非フレンドと共に危険な惑星へと不時着してみるのはいかがだろうか?
「Risk of rain2」の推奨動作環境は?
最低動作環境の要件だけ見ると、Core i3-6100と、Geforce GTX 580以上という割と高めのスペックになっており、CPU内蔵GPUでは厳しいだろう。近年のミドルクラスGPUを搭載した環境で遊ぶのが安心だ。
「Risk of Rain 2」
●Hopoo Games
●2376円(2019年3月29日リリース) ※価格は記事掲載時点のものです
対応OS Windows
ジャンル 早期アクセス、ローグライク、マルチプレイヤー、協力プレイ、サードパーソンシューティング
■著者:rate-dat
・Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: ratedat
・Twitter:@rate_dat
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