最新パーツ性能チェック
第257回
GTX 1060 3GBに肉迫するTuring GTXのエントリークラス
GeForce GTX 1650とGTX 750 TiからGTX 1060までの歴代GPUを比較
NVIDIAの新エントリークラスGPU「GeForce GTX 1650」の販売が始まった。すでにスペックなどは速報記事で解説した通り、GTX 1650はTuringアーキテクチャーで作られた新コア「TU117」が使われており、CUDAコア数を896基に絞ることで大幅なコストダウンを達成した。そして、Turingベースなのでゲームの描画システム(ここではシェーダー)がより新しいゲームで強みを発揮する、というのがGTX 1650のセールスポイントだ。
実売価格はPalitの最安モデルでギリギリ2万円切り、ボリュームゾーンは税込み2万2000円程度。そして、高性能クーラーを搭載したハイエンドモデルは2万5000円前後という布陣になっている。GTX 1060と価格帯が重なっているため、今のところ価格的な魅力が薄くなっているのは残念だが、前述の新しい設計のゲームに強いこと、さらに一部の強OCモデルを除けば補助電源なしで動作するなど、将来性と運用面に長所がある。
すでに基本的なパフォーマンスはジサトラKTUの第103回目で紹介済みだが、今回は配信で紹介しきれなかった旧世代GPUとの比較などを含め、改めて記事という形でレビューしてみたい。
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