週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

SeasonicやFSPを販売するオウルテックに訊いた

理想の容量や80 PLUSは?本当はもっと吟味すべき電源ユニット選び

2019年04月19日 11時00分更新

80 PLUSのグレードが同じでも細かい効率の差が存在する

――80 PLUSの電力変換効率は使用負荷が20%、50%、100%の時の値は規定されてますが、その他の時の値というのは電源ユニットによって結構違うものなんでしょうか?

鈴木氏:はい。80 PLUS認証を取得した電源ユニットの情報がウェブサイトで公開されてまして、製品ごとのもっと細かな電力変換効率が記載されています。各メーカーが何製品80 PLUS認証を取ったかやどのグレードのモデルが何製品あるか、といったこともわかります。製品ごとのページを見てみると、「Efficiency of the Power Supply」という項目で20~100%時までの変換効率グラフが見られます。

80 PLUS認証の電源ユニットが一覧できるウェブサイト「80 PLUS Certified Power Supplies and Manufacturers」。

右下の「Efficiency of the Power Supply」というグラフで使用負荷20~100%時の電力変換効率がわかる。

――80 PLUS GOLDの使用負荷50%時って変換効率が90%と規定されてますが、90.3%、90.32%、90.25%とか製品によって微妙に数値が異なるんですね。

鈴木氏:そうですね。だいたいメーカーと製品のシリーズが同じであれば似たような数値になるんですが、製品によって少しずつ変わるので同じ80 PLUSのグレードのなかから選ぶ時の参考になると思います。

赤枠で囲んだ部分が左から使用負荷20%時、50%時、100%時の電力変換効率。80 PLUS GOLD認定は、それぞれ87%、90%、87%と規定されているが、上の2製品は使用負荷100%時が89%台と高く、逆に下の製品は使用負荷20%時に88%台と高い。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう