ゲーミングらしい黒い筐体だが、デザインはシンプル
ゲーマーの意見をもとに利便性を求めた筐体
NEXTGEAR i690SA1-SPおよびNEXTGEAR i690GA4は、ゲーマーの意見をもとに作られたデザインを採用している。外観は、無駄を省いたシンプルなシルエットのミドルタワーとなっており、ド派手なゲーミングマシンらしさはあまりない。しかし、マット仕上げを施し、控えめに「G-Tune」のロゴが赤く点灯するなど、シンプルな中にもゲーミングマシンらしさが残っている。さらに、ゲーミングマシンは派手なほうがいい! という人のニーズにこたえるため、強化ガラスサイドパネルへのカスタマイズが可能で、内部パーツをアレンジすればザ・ゲーミングパソコンらしい派手な演出も可能となっている。
私が筐体面でイチカワにオススメした大きな1つが、高効率エアフロ―を実現している点だ。自作PCだと、基本的にはパーツの配置は決まっているものの、どこにファンを設置したら効率的になるかなどは自分で決めなくてはいけない。しかし、この2機種は完成した状態で届くため、そういうことを気にしなくても初めからエアフロ―がしっかりしている。空気の流れに合わせた底面とサイドパネルから空気を取り込み、GPUやCPU、HDDなど熱が出るパーツをダイレクトに冷却しながら、暖かい空気を後方に排出する効率的なエアフロ―となっている。電源ユニットをケース内上部に配置することで、熱源となるパーツの間隔を離しているのもポイントだ。
また、パソコン入門機で気になるのがメンテナンス性だが、底面の大型吸気口に水洗い可能なマグネット式ダストフィルターを搭載しているので、簡単にフィルターメンテナンスが可能なのも魅力だ。サイドパネルも上部の2ヵ所を外せば簡単にケース内部にアクセス可能となるほか、ケース内部にもしっかりと余裕があるため、ホコリをさっと吹き飛ばすだけの簡単メンテナンスも可能だ。
ゲーム配信やVRに便利! HDMIを前面上部に配置
このミドルタワーケースの特長の1つとしてあげられるのが、筐体前面上部のインターフェース。USB 3.0端子×4、SDカードスロット、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、HDMI端子を備えている。このHDMI端子は、ケース背面から伸びているHDMIケーブルをビデオカードのHDMI端子に接続すれば使用できる。VR機器やゲーム配信用の機材のHDMIケーブルを、いちいち背面に接続せずに使えるのは便利だ。
また、USB 3.0端子が4基あるため、主要なゲーミングデバイス(マウス、キーボード、ヘッドセット)もここのインターフェースのみで完結可能だ。
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