注目のフォルダブルスマートフォンは
8型ディスプレーに5G対応
そして大注目の新製品となったのが、フォルダブルディスプレーを搭載したスマートフォン「HUAWEI Mate X」です。ファーウェイ初の製品であることはもちろん、外側に折り曲げ式のスマートフォンとして完全に折りたためるスタイルの製品もこれが世界初となります。
HUAWEI Mate Xのディスプレーは8型で、サムスンのGalaxy Foldの7.2型より大型。しかもディスプレーにはノッチはありません。そしてたたんだときには6.6型と6.38型、表裏に画面を持つスマートフォンスタイルとなります。
ファルコンウィングデザインと名付けられた外側への折りたたみ構造のヒンジ部分には、100個以上のパーツが組み合わされているとのこと。ディスプレー面にはカメラが無いため、背面の片側にカメラが並んでいます。折りたたむと6.38型ディスプレーのほうにカメラが並びます。
カメラは当然Leicaとの共同開発で、4000万画素、1600万画素のスーパーワイド、それに800万画素の望遠という、トリプルカメラ構成となっています。外に折り曲げる形状ながらも、完全に閉じてフラットな形状にすることが可能です。しかしそのような構造にすると、ディスプレーのヒンジ側が伸ばされてしまいますが、独自の技術でその問題をクリアしているとのこと。
ディスプレーは1枚の大型画面としても使えますし、左右あるいは上下2つのディスプレーとしてマルチタスキングも可能。大きい画面を自由に組み合わせて使うことができます。
通信方式は5Gに対応。通信速度はサブ6GHzで4.6Gbps、ミリ波で6.5Gbps。5G NR+LTEで7.5Gbpsとなります。5G/4G併用のNSAだけではなく、5G単独のSA方式にも対応するため、5Gの普及が進む数年後まで利用可能です。
最後に外に折り曲げる形状のため画面保護が気になりますが、純正のケースが提供される予定です。
さて気になるのは価格と発売日。HUAWEI Mate Xの価格はメモリー8GB、ストレージ512GBで2299ユーロ(約28万8000円)。発売は2019年半ばです。Galaxy Foldより若干価格は高いものの、どちらも日本円で20万円オーバーとなりました。新世代のスマートフォンとしてはこれくらいの価格は当然かもしれません。発売国は未定ですが、日本への投入も期待したいものです。
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