「Forza Horizon 4」は4Kでもなんとかプレイ可能
FPS系ばかりだと飽きるのでレーシング系の「Forza Horizon 4」でも試してみた。画質の自動最適化はオフにして“ウルトラ”に固定。ゲーム内蔵のベンチマークモードを利用して計測した。“GPU-”とある数値はGPU側の処理だけみたフレームレートで、実際プレイヤーが目にするフレームレートは「Avg」で記載している。
フルHDならGTX 1060でも60fps以上をキープできているが、GTX 1660 TiならWQHDでもOK。4Kでも50fps台になってしまうがプレイは可能、といった感じだ。Far Cry New Dawnに比べ、GTX 1060/960との差は縮まっているが、GTX 1060に対しては30%のゲイン、GTX 960に対してはほぼ2.5倍のフレームレートを出せている。
「Shadow of the Tomb Raider」でもGTX 1070に勝利
モダンなシェーダーを使ったゲームはDX12タイトルに多い。前述の浮動小数点演算と整数演算の同時実行を紹介する資料でも使われた「Shadow of the Tomb Raider」もそのひとつだ。
画質は“最高”とし、アンチエイリアスは“TAA”を選択。ゲーム内のベンチマーク機能を利用して計測した。グラフ内の数値の読み方はForza Horizon 4と同じである。
やはりこのタイトルでもGTX 1660 TiはGTX 1070を降し、GTX 1060やGTX 960に大きく差をつけている。ところで、ここまでの結果を見て、RTX 2060とGTX 1660 Tiの差は案外小さいことにお気づきだろうか。3DMarkだと15%~20%上にいたRTX 2060が、実際のゲーム、特にフルHD~WQHD領域においては数%しか違わない。
その数%が快適さに繋がるし、DLSSやDXR対応のアドバンテージがあることはわかるが、予想外にGTX 1660 Tiのパフォーマンスは良い。「RTX 2060と価格帯が一部ダブっているのはこういう事情も絡んでいるのでは?」と邪推してしまうほどだ。
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