週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「Apex Legends」で平均フレームレート120fps以上!

GeForce GTX 1660 TiはDXR&DLSSナシでも強い新世代ミドルクラス

2019年02月22日 23時00分更新

「Battlefield V」では4KでGTX 1070に逆転される

 次は「Battlefield V」を試してみよう。DXRが使えるのがRTX 2060だけであるため、個会はDXRナシのDirectX12モードでのみ試す。画質はプリセットの“最高”とし、先行フレームレンダリングや垂直同期だけオフにした。

 計測はシングル用キャンペーン“ティライユール”の“平等”ステージを使い、一定のコースを歩いた際のフレームレートを「OCAT」で計測した。

「Battlefield V」DX12、1920×1080ドット時のフレームレート。

「Battlefield V」DX12、2560×1440ドット時のフレームレート。

「Battlefield V」DX12、3840×2160ドット時のフレームレート。

 GTX 1060やGTX 960に対するパフォーマンスゲインはほかのゲームとだいたい同じだが、GTX 1070に対してはやや様子が異なる。フルHD~WQHDまではGTX 1070とほぼ同じだが、4Kになると逆転されるのだ。

 これはVRAMの搭載量が少ないためと推察されるが、もとよりGTX 1660 Tiは4Kゲーミングは想定していないのでむしろレアケースと言えるだろう。そして、このゲームでは比較的RTX 2060との差が開いていることから、メモリー帯域の影響も強いことが示唆されている。

「Metro Exodus」ではGTX 960の3倍以上高速

 次に試すのは検証期間中に発売した「Metro Exodus」だ。これもDLSSやDXRに対応しているが、GTX 1660 Tiでは使えないのでDirectX12モードのみでテストする。このゲームにはベンチマーク機能が実装されているが、検証時はそのことを完全に失念していたため、ベンチマークモードの結果とは多少乖離している可能性があることをお詫びしたい。

 画質は“エクストリーム”とし、ステージ“ヴォルガ川”内の一定のコースを移動する際のフレームレートを「OCAT」で計測した。

「Metro Exodus」DX12、1920×1080ドット時のフレームレート。

「Metro Exodus」DX12、2560×1440ドット時のフレームレート。

「Metro Exodus」DX12、3840×2160ドット時のフレームレート。

 このゲームはRTX 2080 Tiでも結構歯ごたえのある重量級タイトルなため、今回はRTX 2060を除きフルHD設定ですら最低フレームレートで60fpsをキープできたGPUはなかった。それでも平均70fps以上出せているGTX 1660 Tiなら、画質をもう少し下げれば快適に遊べるだろう。画質“エクストリーム”だとHairWorksも入ってくるのでかなりの負荷になる。このあたりを落としたいところだ。

 そして、このゲームでもGTX 1660 TiはGTX 960に対し、トリプルスコアー以上の性能を出している。Maxwell世代のミドルクラスでは、もう最新AAAタイトルのグラフィックは厳しいのだ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事