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cTDPはRyzen世代APUでも効果アリ?前世代との性能差に驚愕

35W設定でわずかにcTDPの効果アリ

 ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)は2012年に正式サービスを開始されたタイトルであり、メジャーアップデートが繰り返され、執筆時の最新版は「EPISODE5」となっている。

 ただし、ベンチマークソフトは「PSO2キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4」が最新版なのでこれを使用した。 今回は解像度1920×1080ドット、ウインドウ表示、画質設定はデフォルトの「3」の設定で比較してみた。

 RyzenAPUのスコアがずば抜けているのに驚くがcTDPによるスコアの変動は全くと言って良いほど「ない」。FM2+の2モデルは設定に応じて順当に下がっていることがわかる。評価はRyzen 5 2400G、Ryzen 3 2200Gいずれも5000以上の「快適な動作」。Athlon 200GEですら、標準的な動作の2000以上のスコアーを記録している。

 RyzenAPUは消費電力はcTDPの影響がほとんどない。35W設定がかろうじて効いているかといった具合である。一方、FM2+の2モデルは消費電力の下がり幅が大きい。但し、RyzenAPUはcTDP無効時でも消費電力は低く、これもcTDPの動作する枠に入らないのかもしれない。

 CPU温度についても消費電力と同様でRyzenAPUはcTDPの影響はほとんどない。FM2+は順当に下がるが、こちらもRyzenAPUの方が全体的に低く、優秀さが伺える。Ryzen 5 2400GとRyzen 3 2200Gは同じTDP65Wだが、実際の発熱はそれなりの差がある。

 一方、Athlon 200GEに至ってはファンレスでも運用できるのでは……と思えるような低さである。

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