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初めて「i7-8500Y」= 「AmberLake-Y」のベンチを測ってみた

VAIO A12 実機レビュー = VAIOの新型ノートPCは新Yプロセッサー搭載だっ

2018年11月29日 13時00分更新

合体相手はいろいろ
キーボードには逆向きも

 キーボード部は2種類ある.名称としては「ワイヤレスキーボード」と「キーボード」で、その名のとおり、ワイヤレスのほうは無線で本体とつながってキー入力できるというもの.後述のクレードルやスタンドに立てて、離れて使えるものだ.こちらには「セカンドバッテリー」も内蔵している.

キーボード部は「バッテリー内蔵でワイヤレス機能付き」と、「バッテリーなしでワイヤレス機能もなし」の2種類があります.

 無印のキーボードは合体したときだけ使えるもので、こちらはバッテリーも入っていない.

 バッテリー駆動時間は、タブレットのみでは7.7~8.5時間、ワイヤレス(バッテリー内蔵)キーボードを接続した場合は14.4~15時間となる.

 インターフェースは、タブレット本体には、パワーデリバリー対応のタイプC端子が1つあるだけである.あとはヘッドセット端子だ.

 キーボード側にはUSB3.0のタイプA×1と2.0のタイプA×2、有線LAN端子、HDMI出力に、おなじみD-Bub15ピンのアナログRGB端子が付いている.SDHC/SDXC対応のメモリーカードスロットも搭載とほぼ全部入りだ.

キーボードの左右にはレガシーなインターフェースがすべてそろっております.

 無線LANは802.11a/b/g/n/acで、3G/LTE対応のWANも選択できる.こちらは従来のSシリーズと同様にSIMロックフリーで3大キャリアの周波数に対応している.SIMはマイクロサイズだ.

 カメラはフロントにWindowsHello対応のCMOSセンサー(207万画素)を搭載で、リアには799万画素のCMOSセンサーを積む.Hello非対応の92万画素ウェブカメラとリアカメラはナシも選択できる. サイズはタブレットが305.5×199.4×7.4ミリで、キーボードは幅は同じで奥行きが211.9ミリと少し長くて、厚みは20.5ミリある.合体すると305.5×211.9×17~21ミリとなる.

 重さは、タブレット部が600~622グラム、キーボードは軽いほうが492グラムで、重いほうが601グラムである.タブレットを600グラムとすると、合計で1092または1201グラムで、いづれにしろ1キロを超える重さとなる.

 かつては世界最軽量を連発していたVAIOさん的にどうなんですかね~~.ちなみにS11は840グラムでS13は1キロです.がんばれVAIOの軽量化技術!!

こちらはキーボードの内部で、銀色の部分がキーボードの下面で、まわりはインターフェースがそろっています.

 タブレットとキーボードの着脱は、金属のロック金具によるもので、電源が入っていても、いなくても手動で着脱ができる.おじさんはSurfaceBookが好きで2世代持っているのだが、あの電動着脱装置のキュイン・プシュンとなるカッコよさはない.ただし、VAIO Aの場合は、タブレットを閉じた状態でも着脱できるのがSurfaceBookより優れている部分である.カバンの中で合体状態から液晶部分だけ取り出すことができるのだ.これは便利なのである.

 話題の「スタビライザー・フラップ」により、タブレット側が重いにもかかわらず、後ろに転倒しないようになっている.このあたり、SurfaceProのつっかえ板でなにかと不便を感じているみなさんにはササるところですよね.液晶を開くとキーボード部がチルトアップして8度の傾斜を持つ設計で、打ちやすさもいいそうです.

タブレット部を開けていくと、フラップが後部に出て、後ろに倒れないしくみです.

 ただ、使っていてちょっと「うっ」となったのは、液晶を半閉じしたときで、5センチくらいのスキマを開けて保持しようとしたところ、バタンと閉じて指をはさんでしまいました.痛かったです(ケガするほどではまったくないですが).液晶の重さのためだろうが、これはなんとか改善してほしいところである.

 ちなみに、今回は(?)最初から「ALL BLACK EDITION」が用意されている.後から出すと、最初に買った人が怒るから、最初からあるのはいいことなのだ.いつものとおり、上位のスペックで本体回りがすべて黒で、話題の「スタビライザー・フラップ」も黒い.おじさんもそうなのだが、黒パソコンおたくはこれ一択ですね.

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