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スポーツ分野の新事業を開発「SPRING UP! for Sports」成果発表

最大40倍の誘導も!地域の集客・交通に役立つ導線改善アプリ

スポーツを通じた日中交流プラットフォームを構築

 中国の子どもたちのスポーツ環境の改善と日本の地方創生を連携させ、スポーツツーリズムで日中交流のプラットフォーム作りを目指すGACO社。

 外国時観光客誘致によって日本を訪れる外国人は増えたが、そのほとんどが大都市圏に集中している。しかし、それ以外の地域にはスポーツ環境が揃っており、日本のスポーツを通じた教育なども含め、海外からは興味深い観光資源になっている。中国ではスポーツ環境の改善や教育人材不足といった課題を抱えており、ここに日本の地方創生を連携させることで、双方の問題を解決する方法を検討した。

 本プログラムでは、西伊豆で実証実験を行ない、野球をテーマに中国の子どもたちを1週間滞在させ、日中の子どもが一緒に野球を学び、礼儀正しさやルールなどのしつけ教育なども行なった。中国側はスポーツや教育についての関心度が高く、日本側も文化交流やビジネスの観点から受け入れ体制のニーズが確認でき、今回の実証実験で興味をもってもらい、今後の協力や連携合意を取り付けたとのことだ。

 この取り組みでは、日本の地方の情報をワンストップで中国に提供するマッチングサービスを展開。アスリートや旅行業者、協力できる住民が登録でき、スポーツ施設などの新しいコンテンツの情報を提供する。中国側は来日の日時や子どもの人数などを入力し、旅行パッケージとして提供する。今後はブロックチェーンを導入し、地域の仮想通貨などの投入や評価によるインセンティブを与えるシステム構築を検討している。

株式会社GACO COO Dannie Xu氏

訪日外国人は大都市圏に集中してしまっている

地方には観光資源として活用されていないスポーツ施設が多数ある

西伊豆で実施された実証実験では、日中相互にメリットが認められた

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