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スポーツ分野の新事業を開発「SPRING UP! for Sports」成果発表

最大40倍の誘導も!地域の集客・交通に役立つ導線改善アプリ

IoTとAIを活用し、スポーツによる体の故障リスクを低減

 primesap社は健康状態を数値化するIoTやAIソリューション「Trac」を提供しており、スポーツにおける障害リスクの最小化とパフォーマンスの最大化をテーマとしている。今回は、野球をする子どもたちの障害リスクを最小化する試みを行なった。

 野球では、ほとんどの選手がなんらかの故障をし、特に投手はケガでその3割がキャリアを断たれてしまう。そのほとんどが肘や肩の故障で、原因は投球が多すぎること、思い切り投げ続けていることが原因だ。そこで、選手たちにセンサーを取り付け、投球数のトラッキングを行なった。

 さらに、事前事後の問診やこれまでのスポーツ履歴・野球履歴を加えてAIで診断すると、故障の瞬間までわかるので、リスクを避けながらいい選手に育てることができる。投球動作の速さや強度を同時に評価し、キレや体幹動作がどれだけスムーズに行なえているかという評価が、ビッグデータなしでできることを実証実験で確かめたという。

 またこれらはスポーツ以外の可能性も大きく、たとえば、高齢者の動作評価もできると考えている。デイケアなどの施設内でどのような動作をしているか、食事や起床動作などをAIで評価できるとのこと。心肺機能や体力年齢、脳梗塞の聴講をセンサーを使ってパターンを調べるといった使用法にも広げていきたいとアピールした。

primesap株式会社 代表取締役 木村 岳氏

センサーにより、選手たちの投球情報を取得

体のキレや体幹動作がグラフとして見える化される

今後はヘルスケアなどにも活用していきたい

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