グーグルとLGは、VRヘッドセット向けの有機ELディスプレイに関する論文を発表した。今年3月には両社による1443ppiをほこるディスプレイの開発が明らかになっている。
論文によれば、ディスプレイは白色有機LEDとカラーフィルター構造で高い画素密度を実現。nタイプのLTPS(多結晶の低温ポリシリコン)を回路基板に使用し、スマートフォン向けディスプレーと比較して高速な応答の実現を図るとしている。
論文によると、今回開発中の新ディスプレーは片目あたり4800×3840画素、1443ppi、視野角は水平120度と垂直96度。それに対し、基準となる「人の眼」は片目あたり9600×9000画素、2183ppi、視野角は水平160度と垂直150度。まだまだ人の眼には及ばないものの、「自然に見える」ところまで徐々に近づいていることが分かる。正式な発表が待たれるところだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります